風太郎さん エゴラッピンの音には、綺麗な舗装路より石畳の道が似合う。 スカッと晴れた昼間より雨上がりの夜が似合う。 大きなアリーナよりライブバーが相応しい。 小雨混じりの中ライブ会場の外で待ちながら頭の中では「色彩のブルース」が流れていた。 開場を待ちわびる観客は、お洒落な女性が多めだった。エゴラッピンの音を愛する彼女達の身形は彼女達なりの解釈が表現されていた。 ライブは新作のCDプロモートを兼ねた内容だった。 スカとブルースを基調にジャージーなリズムにロックぽいギターのバッキングと歯切れの良いホーンが絡む。 どことなく昭和の香りする歌唱、ノスタルジックで背徳感のある曲調と歌詞。 ゴスロリ風の黒に赤アクセントラインのあるミニドレスを纏った中納良恵のボーカルは、艶やかで艶めかしくも歯切れ良い。 しかし、そのアクションはまんま体育会系のノリで大阪の元気なお姉さんだ。会場もそのノリに負けじとノリノリの展開。 ステージ後半で「くちばしにチェリー」のイントロが流れると最高潮の盛り上がり。 会場に降りてきた「女神」を観客が担ぎ上げての歌唱には観客は大喝采で応えた。 会場一体のアンコールには「女神」も満足そうな満面の笑みで応えてくれた。 一緒に行ったカミさんは「予想以上の盛り上がりで又行きたい」と満足していた。 ライブ会場を出ると外の雨は上がっていた。 暗がりの路地を歩きながら「色彩のブルース」が頭の中では流れていた。 いいね! 3 コメント 0 2019/08/27 (火) 08:24