ひらりさん Björk自身の音楽を今まで以上に深く掘り下げ追求した「コーニュコピア」は、Lucrecia Martel と Björk が監督し、James Merry を共同演出として迎え入れ制作された作品で、2019年春、ニューヨークの The Shed で行われたワールドプレミア公演にてその幕を開けました。ステージデザイナーの Chiara Stephenson が生み出す環境デザインの中にメディアアーティスト Tobias Gremmler が創作するデジタルビジュアルデザインが映えるこのステージを NY誌は「街のステージを飾る最も素晴らしい光と音の展示」と呼び、The New Yorker誌は「ファンタジーを変遷するための武器」として、表現したビョークを大いに称賛したのです。 このとてつもないスケール感を伴う「cornucopia(コーニュコピア)」公演がついに日本で開催されました。期待するなというのは無理な話で、果たしてその映像やパフォーマンス、そしてビョークの音楽はまさしく圧巻の一言。これらに体を沈み込ませるような没入感に身を委ねれば、終演後もフワフワした浮遊感が体から抜けず、まるで魂を抜かれたかのよう。素晴らしい芸術作品に触れることができたとても幸せな時間でした。 いいね! 65 コメント 0 2023/03/29 (水) 23:02