はたちの頃から50年、小椋佳さんの歌を聴いています。と言っても、年がら年中聴いている訳ではなく、長いお休みもありますが。先日、久々、車に「風韻」というCDを持ち込んで、走らせながらセットしたら、声を聞いた途端訳もなく胸が波立ち、涙がながれました。私も齢（よわい）70になりましたが、佳さんの声が30〜40の輝いていた頃に引き戻したのです。で、このコンサートに来ました。途中、一瞬声が途絶えて戸惑ったりもしましたが、本当に来てよかった！なんでもいいから、とにかく少しでも声がでる間は聴かせて下さい。生きていて下さい。

開演は定刻通りに始まり、珍しく途中休憩なしでアンコール2曲まで1時間半の公演でした。 2023.1.18の「余生、もういいかい 最後にもう1回 NHKホール特別追加公演」（途中休憩20分ありで約3時間）に較べると遥かに短い公演でしたが、今回、初めて生で聴くことが出来た「誰でもいいから」は自分の中では名曲です。 なお、蛇足ではありますが、開場2時間前の14時半ごろにホールに到着したところ、小椋佳さんと奥さまがご長男の神田知秀さんの運転される車で外出（昼食？）されるところに偶然、遭遇しましたが、ステージから離れたご本人の様子をちょっと垣間見ることが出きて感動しました。