開演時間となり、会場が暗転するとタメや煽りもなく、ふらりとKINGがひとりで現れ、「GREAT ADVENTURE FAMILY」の弾き語りでライブがスタート。MCを挟まず、アルバム収録順に6曲を演奏。目線や表情から4人がお互いをリスペクトしているのが伝わった。会場も次第に熱を帯びていった。その後のMCでは「アーカイビズム」にまつわる話から昭和トークに発展。KINGの桜井さんイジリは恒例だが、最近は大ちゃんもすっかりイジラレキャラに。真心ファンの間でもローダウンルーレッツが定着した様子。 MCを挟みアルバムの後半6曲を続けて演奏。ラストの「空にまいあがれ」は何度聴いても、やっぱり最高。みんなの大好きオーラも会場いっぱいに溢れていた。 アンコール1曲目、桜井さんによる「S･B･T」はこの日一番の盛り上がりとなった。歌詞の中に宮沢賢治のアメニモマケズを取り入れたご当地バージョンに会場は沸いたが、KINGからは「宮沢賢治をバカにするなよ」と一言。 GREATADVENTUREと同じ年のヒット曲としてスッピッツの「チェリー」をカバー。この曲では（Ba）ハルくんと（Ｄr）大ちゃんも歌声を披露。この演出に会場も大盛り上がり。また、大ちゃんのヴォーカルパートをKINGが歌いそうになるハプニングも。「こんなに歌ってるのに、まだ歌いたい人みたいで、大ちゃんごめん（KING）」 終わってしまうこの時間を惜しむような雰囲気の中、「I'M SO GREAT」で会場が一体となり1回目のアンコールが終了。 アンコールを求める手拍子のなか4人が再登場。黒地に白い柄のシャツを着て登場したKING。 「かっこいい（客）」 「かっこいいよね。かっこいい。（KING）」恒例の俺様トーク！ 「私物？（客）」 「私物。パンツ以外全部私物。パンツだけ衣装（KING）」 会場が笑いに包まれ、KINGは満足げな表情でマイクの前へ。一瞬の間。「ギターは持たなくていいんですか？（桜井）」KINGのマジボケで会場には再び笑いが。和やかな雰囲気のまま「消えない絵」でライブは終了となった。