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フェス特集2024

LinQ、ライブにダメだしされた“崖っぷち”アイドルたちの起死回生の東京公演

2017/02/23
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九州発の“崖っぷち”アイドルグループLinQ。再開発プロジェクトが始動した中、定期公演のため、東京・秋葉原に降り立ったメンバーたち。

解体となった理由のひとつにあるファンのライブ離れ。「ダンスがバラバラ」「メンバー同士の息が合っていない」「ライブへの意識が低い」などライブのクオリティが低下していることがあげられていた。
しかし、この日は安定の客入り。まさに今の彼女たちの現状を表すような、2月22日に発売される新曲『負けないぞ』も披露するなど、定期公演は盛り上がりを見せた。

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ライブ終了後、LinQはこれまでにない動きを見せる。すぐに反省会を実施し、リーダー、天野なつから「今日のライブはどうやった?」の声に対してメンバーたちから前向きな言葉が飛び交う。

「練習や話し合いをたくさんしたし、メンバーみんながお客さんを呼び込む姿勢があった(山木彩乃)」

「これまでのライブがいかに準備ができてないかが分かって反省した。それに気付けたことで、今日だけでなくこれからも素敵なライブをしていきたい(高木悠未)」

「今回、初めてライブについて“こうしたい”という意見を言えた。今日はファンの方からも“いままで見た公演で一番よかった”という声をもらえた(新木さくら)」

メンバーたちはライブのクオリティ向上のため、みんなで何度も話し合い、練習を重ねて来ていたのだ。そして彼女たちの意識を変えたのはプロジェクトマネージャー、上原あさみからの長文メールだ。

「それぞれのメンバーに対して課題と目標、そして役割が書かれていました(MYU)」

MYUの役割は“荷物の整理とゴミの処理”だという。なかなかの細かさだ。

ちなみに山木彩乃は“ダンス責任者とリーダーフォロー”。役割の大きさにバラつきがあるのが若干気になるが、上原が25人の性格と特性を考えて割り振った。

しかし、これが功を奏した。

「これまで役割なんてなかったから、与えられたことでやる気になったし、ありがたい気持ちになった(MYU)」

ポジティブムードのメンバーたちにマネージャーから新たなミッションが追加!
そしてLinQはメンバーの気持ちをひとつにするためスローガンを自ら考案。

「一人一人が奇跡の一部。私はプロ。私がLinQ。私も一緒」。

全員がLinQであり、プロフェッショナルであり、仲間であるという意味だ。
再開発プロジェクトの“審判の日”でもある5月5日の福岡市民会館、5月27日の中野サンプラザでのライブで奇跡を起こすためにメンバーたちは着々と進んでいる。

しかし、このポジティブムード満載のメンバーたちに上原から新たなミッションが追加された。

「明日、ダンスのスパルタレッスンが行われます」

この一言に動揺を隠せないメンバーたち。

「えっ…どういう…こと」
「どんな内容ですか?」

メンバーたちの不安な声に「これまでの自分の成果を見てもらってください」という意味深な言葉を投げる上原。
スパルタレッスンの中身とは一体…。

LinQの再開発プロジェクトがますます面白くなりそうだ。

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