SOUL'd OUT、4時間に及ぶラストライブで完全燃焼
2014/07/222014年7月19日(土)に新木場STUDIO COASTにて行われた「SOUL'd OUT LAST LIVE " 0 "」をもって、SOUL'd OUT が11年半に渡る活動に終止符を打った。
2003年1月「ウェカピポ」で鮮烈なデビューを果たし、これまでオリジナル作品としては、6枚のアルバムと20枚のシングルを世に送り出し、数々の伝説をもって、Hip Hop/R&Bの枠を超えたモンスター・グループとしてシーンに君臨し一つの時代を築き上げてきたSOUL'd OUT。今年1月に解散を発表し、4月ラストアルバム『To From』をリリース。6月からはラストツアー「SOUL'd OUT LIVE TOUR 2014 " 3, 2, 1 "」を開催。そして遂にこの日を迎えた。
STUDIO COASTには、2,500人の超満員のS.Oファンが結集。壮大なSEが終わり、M1「UnIsong」のイントロで下ろされた幕に3ショットのシルエットが映し出されると、会場には悲鳴にも似た歓声が沸き起こった。この日は、前半を3人+DJ、後半をバンド編成で行い、デビュー曲「ウェカピポ」、「Dream Drive」、「To All Tha Dreamers」、「VOODOO KINGDOM」などの代表曲を中心に披露。11年半の軌跡は、全38曲4時間に及んだ。
アンコールで登場したDiggy-MO'は、「今日まで11年半、このSOUL'd OUTに全身全霊を注ぎ込んできた。腐りそうになった時に支えてくれたのは、変わらずにいてくれた周りのみんな、ファンのみんなだった。本当にありがとう」と語り、感極まり言葉に詰まる場面も見られた。ファンからは、「青春をありがとう!」「S.Oに出会えてよかった!」「また帰ってくるのを待ってる!」など、しばらく歓声が止むことはなかった。決して多くを語らず、ライブを通して熱い魂を届けてきたSOUL'd OUTのパフォーマンス。それは、もう見ることは叶わない。
そんな想いを噛みしめ、会場にいる誰もが涙を流し、別れを惜しみながら、本当のラストを「Starlight Destiny」で締めた。最後の最後の演出まで拘った彼らのラストライブは、この秋映像化されることが決定。“黄金のトライアングル"として、常に進化を続けてきた彼らの存在・メッセージは、間違いなく唯一無二のものであり、最後の最後までその輝きを失うことなく顕在であったことを、この映像で再確認したい。
もうこの3人が揃うことがないかと思うと残念でならないが、後世語り継がれる伝説のLIVEになったことは間違いない。
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