天月、あらき、ウォルピスカーター、志麻、センラ、そらる、超学生が大集結ーー肉チョモランマ(Gero&めいちゃん)、ワンマンライブ・DAY2「修羅場」をレポート
2026/07/27
肉チョモワンマンライブ2026『大決戦』 DAY2「修羅場」
2026.7.5 Kアリーナ横浜
前日(7月4日)に行われた『肉チョモランマ ワンマンライブ2026『大決戦』』DAY1「大一番」は、大盛況のなか幕を閉じた。その「大一番」はGeroとめいちゃんの信頼感と刺激し合う姿勢が溢れるものになったが、翌日・7月5日「DAY2」のサブタイトルは「修羅場」。Geroとめいちゃんの盟友たちーー天月、あらき、ウォルピスカーター、志麻、センラ、そらる、超学生が大集結し、人気、実力を兼ね備えた歌い手の豪華共演となったのである。
開演の合図は前日同様、プロレスの試合前のようなテーマ曲をキッカケに出演者の紹介が行われる。まさにこれからバトルが行われるような熱いアナウンスを受け、最初に登場したのは肉チョモランマ=Geroとめいちゃん。曲はオープニングにピッタリなブチアゲ曲の「厨病激発ボーイ」。満員の観客にも一気に火がつき、2万人の観客が拳を振り上げ、かけ声も響きわたる。2曲目はめいちゃんで「パンダヒーロー」、そして3曲目がGeroの「シャンティ」というおなじみの人気曲。さすがに出だしからアツい展開だ。
肉チョモランマ
めいちゃん
Gero
曲が終わるとGeroがMCで客席をいじり始める……が、いやいや、ここは待ち構えているゲストたちにつなげていかないと! というわけで、最初のゲストである超学生が映像で紹介される。続いて本人がステージに登場。難曲、米津玄師「IRIS OUT」をハスキーな歌声で届けてくれた。続いてGeroがステージへ。超学生と合流し、「ファタール」を披露。これはキタニタツヤと中島健人のユニット曲であり、掛け合うには最適の曲なのだ。超学生とGeroのコンビは、このスリリングな曲をクールにキメてくれた。
超学生
Gero、超学生
Gero、超学生
次のゲストはそらる。彼は自身のイメージカラーである青をベースにした衣装を着用。ジャケットにはスパンコールも施され、“王子み”が漂う。まずは「ずうっといっしょ!」(こちらもキタニタツヤの楽曲)で、闇深い世界観をクールに歌い上げる。次の曲ではめいちゃんと「ヴィラン」で共演。キャラには違いがあるふたりだが、歌声は見事に共鳴。息もピッタリのコンビネーションを披露した。
そらる
そらる、めいちゃん
めいちゃん、そらる
続いて浦島坂田船のメンバーとしてもおなじみ、志麻が見参! 熱いロックナンバー「天樂 -双響-」で男らしいボーカルを披露。続く「モエチャッカファイア」ではGeroとコラボを果たす。これまたワイルドなパフォーマンスとなり、観客をさらにヒートアップさせた。
志麻
Gero、志麻
Gero、志麻
この後はあらきが参上。鉄壁の歌唱力をほこりながらも、時おり挟むナゾのボケが秀逸な彼はまず「コールボーイ」を単独で歌唱し、場の空気をあらき色に染め上げる。彼とコラボするのはGero。歌うのは「導火線」だ。Geroのアルバム『THE ORIGIN』にも収録された爆裂ナンバーとしておなじみである。テンション高めの歌が続き、場内の士気もひたすら上昇中!
あらき
Gero、あらき
Gero、あらき
曲が終わると、前半戦に登場したゲストたちがステージに呼び込まれた。Geroとめいちゃん、そして超学生、志麻、あらきという華麗な面々でここは一緒に歌っておこう!……というわけで「砂の惑星」を熱唱。客席のペンライトも、5人それぞれのイメージカラーが点灯し、カラフルな光景に。
曲明けのMCでGeroは「エモい! 「砂の惑星」エモい!」と絶叫。このメンツで、そしてライブで歌うのが楽しくて仕方がない……そんな思いが客席にも伝わってくるようだった。その後は、わちゃっとしたトークで盛り上がる5人だったが、まだまだ盛りだくさんの構成が続くということで、そろそろ次のブロックへ。
超学生、Gero、めいちゃん、あらき、志麻
ここで天月が登場! 選んだ曲はMONGOL800の代表曲「小さな恋のうた」。誰もが知っている名曲だけに、場内には大合唱が起こる。観客を天月のペースに引き込んだところで、今度はめいちゃんが合流。彼らは「べノム」のアッパーなサウンドで、観客を存分に魅了した。
天月
めいちゃん、天月
めいちゃん、天月
このあとのゲストはセンラ。彼も浦島坂田船のメンバーで、観客にもおなじみ。よって、会場のペンライトは一気に彼のイメージカラーであるイエローに変化した。センラはまず「恋愛裁判」を選択し、甘い声を響かせる。続く「爆笑」はめいちゃんとのコラボ。激しく展開していく楽曲で、めいちゃんと共に会場をかきまわした。
めいちゃん、センラ
センラ、めいちゃん
めいちゃん、センラ
そして、ついに最後のゲストの出番となる。ここでウォルピスカーターがステージへ! 高音ボーカルに定評のある彼は「テレパシ」で驚愕のハイトーンボイスを披露。曲が終わるとめいちゃんが登場し、ウォルピスカーターと「アスノヨゾラ哨戒班」をコラボ。これがまた見事な高音の調和ぶりで、会場を圧倒した。
ウォルピスカーター
めいちゃん、ウォルピスカーター
このブロックの最後は5人の共演! 天月、センラ、ウォルピスカーター、そらる、Geroがズラリとステージに並ぶ。彼らが歌うのは盛り上がり必至の「ロキ」。ノリのいいロックナンバーに加え、目まぐるしく変化するボーカルが贅沢すぎる。
ウォルピスカーター、天月、Gero、そらる、センラ
このコラボブロックを終えると、ステージ上では大詰めを前に3度目のMCタイムへ突入。Geroが「めいちゃん、こっちおいで!」とめいちゃんを呼び込む。ここではウォルピスカーターがイジられまくり、場内はしばしリラックスモードに。だが、これぞ嵐の前の静けさというものだろう。MCタイムのあとには怒涛の「修羅場」ブロックが待ち構えているのだ。
ここは全出演者が順番にソロ・パフォーマンスで能力を全開放するコーナーである。きっと皆さん、何を歌うのか相当迷ったのではないだろうか。
口火を切ったのはあらき。彼が歌う「テオ」は、まさにライブ後半戦の始まりにピッタリのアグレッシブな楽曲だ。あらきの武器であるパンチの効いたハイトーンボーカルでエモさも倍増。観客も拳を突き上げて反応し、ウォームアップならぬヒートアップを引き出した。曲を終えるとあらきは「後半戦、楽しんでいきましょ~!」と観客に言い残してステージを去っていった。
あらき
続いてステージに現れたのは超学生。彼が選んだのは「ルーム No.4」。自身の楽曲第一弾ということで、思い入れは強いはず。軽快なテンポに絡むマイナーコードが、彼の声質によく似合っている。曲が纏うレトロで妖しい雰囲気も秀逸だ。
超学生
3番手は志麻。彼はDAY1でGeroが歌った「ドーナツホール」を熱唱。同じ曲をぶつけても響き方が違うのは、それぞれの個性が際立っているからこそ。ここでアッパーチューンを持ってくるあたりは、さすがのセンス。こうして観客をグイグイのせていく。
志麻
続いてはそらるの出番。彼は刺さる歌詞が詰まった「ノンブレス・オブリージュ」をセレクト。これをサラッと歌いこなし、曲を重くしないところがそらるらしい。繊細さと強さが同居する難しい楽曲も、ライブで聴くと厚みが出るから面白い。
そらる
そらるの次は天月が登場。彼が「かいしんのいちげき!」を歌い出すと場内からは「キャ~!」と歓声があがった。この曲は作詞作曲を天月が担当しており、清々しいまでの王道ラブソングだ。曲後半に、「今日くらいは好きに叫べーー!」というくだりがあるのだが、ここで観客からは大きな声が出る。ライブは爽快な一体感に包まれていた。
天月
続いてはジョーカー的存在のウォルピスカーターの出番だ。彼はなんと、「DANZEN!ふたりはプリキュア」をぶっこむ。候補曲はたくさんあったと思うが、この曲を選ぶセンスにニヤリとさせられる。もちろん多くの人に愛されている曲だが、高音パートが得意な彼にとっても楽しい時間になったはずだ。
ウォルピスカーター
さて、ゲストのソロ曲コーナーの最後はセンラが担当。持ってきたのは盛り上げソング「脳内シェイカー」。ここはもう問答無用でブチ上げようということか。もちろん、彼自身もステージを走り回り観客を煽る。十分に客席をかき回したところで、次のめいちゃんにつなげた。
センラ
センラ
めいちゃんは、ここでパワーチューンの「脱法ロック」を持ってきた。ライブもぼちぼち終わりに近づいているはずだが、めいちゃんはパワー全開の歌をぶつけてくる。前日も多くの楽曲を歌い切り、この日も出番が多かっためいちゃん。衰え知らずの歌声はさすがである。
めいちゃん
ソロ曲コーナーのラストはこの人、Geroだ。正直、会場の全員が期待していたのは「うどん」のはず。そしてGeroは潔く「次の曲は「うどん」です(笑)」と曲紹介。というわけで恒例の振りを観客にレクチャーし、「うどん」に突入。もちろんこの日も観客から大きなうねりを引き出した。
Gero
こうして本編はラスト曲「LOVE ANTHEM」へ。歌うのはGeroとめいちゃんだ。聴いた人に深く沁みる曲を、ふたりは元気に届けていく。本当に今日はどれだけいい曲が聴けたことか……。
Gero
めいちゃん
まだまだ満足しない2万人はアンコールを要求。もちろんその思いを受け止め、出演者全員がステージに戻ってきてくれた。ひとしきり全員で「修羅場」の感想で盛り上がる。そんなトークにも彼らの絆を感じてほっこりしてしまう。
だが、そろそろ大ラスの時間だ。最後はどの曲で締めくくるのか。結果、全員で肉チョモランマの「モンスター」の大熱唱となった。銀テープの発射もあり、夢のような2日間のお祭りはこれで終了となった。ライブを終えたあとも、最後の最後まで「ありがとう!」と感謝の言葉を叫んでいたGero、めいちゃん、そしてそんなふたりを囲むゲストの仲間たち。バトルというよりはむしろ2日間のお祭りだったと言えるかもしれない。
次もこんなお祭りがあるとしたら、絶対に元気をもらいに行きたい!という人もたくさんいることだろう。肉チョモランマには遠くない将来、ぜひまたそんな「修羅場」を作って欲しい。
集合
文=海江敦士
撮影=岡田裕介、松崎浩之、Reishi Eguma (YourAgentTOKYO)、清水ケンシロウ
セットリスト
2026.7.5 Kアリーナ横浜
1. 厨病激発ボーイ 肉チョモランマ
2. パンダヒーロー めいちゃん
3. シャンティ Gero
4. IRIS OUT 超学生
5. ファタール Gero、超学生
6. ずうっといっしょ! そらる
7. ヴィラン めいちゃん、そらる
8. 天樂 -双響- 志麻
9. モエチャッカファイア Gero、志麻
10. コールボーイ あらき
11. 導火線 Gero、あらき
12. 砂の惑星 Gero、めいちゃん、超学生、あらき、志麻
13. 小さな恋のうた 天月
14. ベノム めいちゃん、天月
15. 恋愛裁判 センラ
16. 爆笑 めいちゃん、センラ
17. テレパシ ウォルピスカーター
18. アスノヨゾラ哨戒班 めいちゃん、ウォルピスカーター
19. ロキ Gero、ウォルピスカーター、センラ、そらる、天月
20. テオ あらき
21. ルーム No.4 超学生
22. ドーナツホール 志麻
23. ノンブレス・オブリージュ そらる
24. かいしんのいちげき! 天月
25. DANZEN!ふたりはプリキュア ウォルピスカーター
26. 脳内シェイカー センラ
27. 脱法ロック めいちゃん
28. うどん Gero
29. LOVE ANTHEM Gero、めいちゃん
[ENCORE]
30. モンスター 全員



















