×

フェス特集2024
{}

はっぴいえんど, 伊藤銀次, 稲垣潤一, EPO, クミコ, 小坂忠, さかいゆう, 杉真理, 鈴木慶一, 鈴木茂, 冨田恵一, 中川翔子, 中島愛, 畠山美由紀, 林立夫, 藤井隆, 星屑スキャット, 細野晴臣, 堀込泰行, 松本隆, 南佳孝, 吉田美奈子, ハナレグミ

~松本 隆 作詞活動50周年記念 オフィシャル・プロジェクト!~ 風街オデッセイ

2021/11/06 (土) 17:30 開演 @日本武道館 (東京都)

ライブ情報に戻る

« 前へ| レビュー一覧へ (1/1) |次へ »

赤菱さんのレビュー

まずSEが耳馴染みある曲ばかりで、開演前にアイドリング万端という感じで開演。

最初は若い時に良くライブに行っていた杉真里&伊藤銀次そして鈴木茂によるナイアガラトライアングル。
銀次はこの何年かで何回かライブを観ていたけど杉真里は30年以上振り。
若い時と変わらないハイトーンボイスは変わっていないのは流石!
銀次は元春のパートを担当し、「夜明けまでドライブゥゥゥッル」の場所もしっかり舌を巻いてくれてほっこり。
安部恭弘は、当時ライブには行ったことながなく、レコードでは良く聴いていただけでしたけど、30年以上経っての初見でしたが、声も変わらず「まだまだ現役じゃん!」と感じました。
そしてあの名曲を聴けたことは幸せな限りです。
稲垣潤一はちょうど6日前にライブに行っていて、その時と同じセトリを披露していたのでアレンジが変わっていて個人的にはお得感が。
MCでの「喋り声は相変わらず低い」も6日前に聞いていたので掴みなのだなとスルーw

南佳孝、「won’t you」だけで観客を掴み、前半戦の1番盛り上がったかも知れない。
歌声も衰えなく色気と艶のある声で鷲掴みされてしまった。
2曲目はあの名作冒険王からスタンダード・ナンバー!
ジャズ味とブルース味が上手くバンドで出され、南佳孝が歌うことで唯一無二の南佳孝というジャンルに。
近々、ライブあったらまた行きたいと思ってしまった。

南佳孝が残り鈴木茂と林立夫が入場。
出来れば細野晴臣が登場してくれたら、ティン・パン・アレイがほぼ復活なのに残念。
しかし林立夫のドラムが入るとまた違ったリズムが生まれて音楽って不思議だな。

小坂忠、最近は自身の名盤ライブと元春のcafe bohemiaライブでお見かけしたけど、今回は介添えがいて痩せてしまっていたので心配してしまったが、舞台に立ったら全く感じさせず。
声の張りも伸びも若い時と変わらずにいてまだまだ現役でいて欲しいアーティストの1人と思った。

堀込泰行、てぃーんずぶるーすだけで引っ込んでしまって、続いて登場した藤井隆が代官山エレジーを歌ったので何故?(藤井隆もカバーしてたが)堀込泰行で聴きたかったな。
藤井隆自身も何故と思ったのでは?

ここからは冨田ラボ&が続き、畠山美由紀。
この人もサブスクで何回か聴いただけだっだけど、生の方が数倍いいタイプのアーティストでした。
次は追加発表で出演が決まったハナレグミ。
間違いなくこの曲を歌うとわかっていたので期待感は数倍上がり、結果、期待以上の満足。
ここで堀込泰行と畠山美由紀の再登場で「あっ!なるほどな」と疑問が消えてステージ集中。

中島愛・中川翔子と流れ歌が上手いなこの人達と・・・。

で南佳孝、小坂忠に続いて以上の度肝を抜かれたのがさかいゆう。
このミュージシャンは一度も聴いたことがなかったのだけど、マヂに度肝を抜かれた(大事なことなので2回言います)
山下達郎のさよなら夏の日が流れだ時、「さかいゆうもこの曲を歌わせられるのは酷だな」と思った瞬間、脳天に稲妻が!
ちょっと山下達郎フレーバーを入れつつの歌唱は「マヂにヤバい!」侮っていたり、好き嫌いをしていてはダメだね。(勿論、歌が良くてもオリジナルがハマらないとダメなのだけど)さかいゆうは一度、しっかり聴いてみようと思ったミュージシャンでした。
そして2曲目がSWEET MEMORIES、「おいおい、さよなら夏の日は大丈夫でもSWEET MEMORIESはダメだろ?(この前の時点でEPOがSeptemberとこの曲を歌唱すると想像していた)
本人も大役と言っていたけど結果を知るに、松本隆はさかいゆうに相当な期待と信頼をしているのだなと理解はした。
SWEET MEMORIESの絶妙人壊したアレンジと歌唱が素晴らしいとしか言いようがなく(語彙力がないのが恥ずかしい)個人的には奇妙礼太郎のカバーに匹敵するなと感じた。
大事なことなので3回言います。
さかいゆうヤバヤバなミュージシャンかも知れない。

次はEPO、今でも気持ちの良い朝に聴いたりするのだけど、生EPOは昭和振りかも?
ステージを広く使い、年齢を重ねても透き通ったmorning voice(私しか呼んでませんが)は健在。
1曲だけでなく、五十嵐浩晃の再会かサマー・トワイライト、松田聖子の風立ちぬ、岡田奈々の青春の坂道、中原理恵の東京ララバイ辺りは合うと思うのだけどな。

ラストは大ボスの吉田美奈子。
この人も昭和振りの生。
瑠璃色の地球を聴いた時は、後ろから撃たれた感じで、痛みもないのに崩れて落ちていきながら涙が自然に溢れ出すような錯覚に。
涙は現実ですが。
そしてガラスの林檎は「嘘だろっ」というくらいの歌唱力とアレンジ。
バンドとの信頼関係がある以上に、吉田美奈子個人の凄みを改めて感じさせていただきました。
ぶっちゃけ会場の人も近い感情があったと思います。
ソロ参戦だったので帰り道、会話が出来ずにいたけど誰かと一緒だったら夜を明かして話をしたい気持ちだった。
ラストははっぴいえんど。
86年に参戦したALL TOGETHER NOWから36年振り。
物凄い期待をしていた分、期待ハズレ感はあったのだけど、Twitterでも呟いたけどそれぞれが生き抜いてきたから同じ空間・時間・感情・それぞれの過去への想い出を共有出来たのだなと。

それと風街バンドのメンバーの凄さも感じ取れました。
個人的には大きなライブに行くと大概見かける3人の方々にも感謝を。
cho佐々木久美
violinの金原千恵子
cheelo笠原あやの

出演者多くて抜けていました。
クミコもステージを広く使い、歌唱力がハンパなく初めて観たのに掴まされてしまいました。


元気で死なないで生きましょう!

後、このような2日公演の場合は両方行かないとダメですね。
2日トータルで一つの公演と思わないと。

  • いいね! 7
  • コメント 0
  • 2021/11/07 (日) 12:45

» 問題のあるレビューを報告する

« 前へ| レビュー一覧へ (1/1) |次へ »

レビュー投稿
※3000字以内

投稿ガイドライン利用規約をご確認ください。

観たレポ投稿

    男女比

    年齢層

    グッズの待ち時間

    会場の混み具合

どのような雰囲気でしたか? ※複数選択可
ライブ満足度

投稿する キャンセル

レビューを投稿する

  • 新着ニュース
  • 新着ライブレポート
バナー