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チャーリー若松さんのレビュー
6月12日 惑星アブノーマル ワンマンライブ
「ビビとバビのマジカルパーティ」
ニューアルバム「VIVI de VAVI de LOVE」7月6日リリースを記念してのプレレコ発ライブ。
渋谷WWWは満員の惑アピスト達で埋め尽くされた。
前作「ココロココニ」で示されたポップ路線をさらに延長させたニューアルバム収録曲とポップイメージに沿う旧作曲で構成されたセットリスト。
あっという間の1時間30分だった。
オープニングSEでバンドメンバーが配置につき、お馴染みテナ・オンディーヌの “センターお辞儀” に続き、アレックスたねこ登場。
「ムテキの恋人」でライブスタートするやいきなりトップギアに入ったままラストまで駆け抜けるというスリリングな構成に観ている側も否応なしにテンションが上がった。
「スターライトマリッジ」では小粋な4ビートを聴かせ、「クローン」ではCDと違ったバンドアレンジのグルーブが小気味良かった。
唯一のバラード「息衝く」での情感こもったアレックスたねこの歌唱はシンガーとしての実力を見せつけるもので、言葉を失うほど惹きつけられ鳥肌ものだった。
クレイジーコーラスの印象的な「BE P!NK」ではMV収録も同時に行われ、会場全体で合わせたサビの振りで盛り上がった。
そして切れのいいラップを聴かせた「LET IT DIE ~時をかける殺し屋」へと畳み掛け、まさか、まさかの「チータラ、サラミ、魚肉、ジャーキー、サキイカ。」
これはワンマンライブを成功させるために始めた “毎日たねキャス” にて視聴者共作で作られた冗談のような新曲。思い入れは強いがまさかホントに演るとは(笑)
シックなムードの新曲「あの日の僕ら」、新作からアダルトなキラーチューン「NAGUSAME NIGHT」へと続き、最後は「やまない」「やむなし」の愛してシリーズ。
「愛してやむなし」のバンドアレンジバージョンは裏ノリのゆったりとしたビートが心地よく多幸感溢れたサウンドが会場全体を優しく包み込んで本編終了。
“アンコールは予定通り”だと再登場のテナ。
そんなざっくばらんな雰囲気が漂う中、新曲「変身」を披露。
2拍3連のラテンビートが弾け、会場では素手やタオルをぐるぐる振り回しての大団円。
ダブルアンコールは「奇跡の日々」かと思いきや “咄嗟に演れる曲がなくて・・・” と詰め掛けた惑アビスト全員と記念撮影。
これで¥3,000とは安い!
全曲バンドサウンドで押し通すという硬派な姿勢が、本人達も言う今年一年 “勝負の年” に賭ける並々ならぬ熱意の表れと受け止められた。
アンサンブルも強くまとまり実に爽快なライブだった、素晴らしかった!絶賛!
この日会場限定で約1ヶ月も早いニューアルバム先行販売も行われ、来場者のほとんどが購入していた。
リリースイベントはこの後も続く。
6/24(金)大阪北堀江Vijon
6/25(土)名古屋CLUB ROCK’N'ROLL
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- 2016/06/19 (日) 07:49
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