« 前へ| レビュー一覧へ (1/1) |次へ »
チャーリー若松さんのレビュー
惑星アブノーマル ワンマンライブ
ファビラスデトックス
今回は所属事務所を離れ完全フリーとなって以来3度目のワンマン。
前回が3月の池袋のバーでの至近距離ライブ、前々回が大晦日のアコースティックライブだったのでバンドインでのライブハウスワンマンはフリー後初となるもの。
8月に苦難の末に配信リリースした「ひとりになれない」で一つのスタート地点を示し、その第1関門となる今回のライブへはある意味興味津々で臨んだが、あまりの過激ぶりに期待を超える満足感を得られた。音楽を楽典で捉えるくだらなさと、エモーションこそ表現の根幹だということを見せつけるパフォーマンスだった。
今回のバックは久々となるメンバーを混じえて組まれた。
ベース 野菜くん
ドラム ドラゲ
ギター ヒグチケイ
重低音の新SEでバンドからテナへと続きTANEKO登場。思わず “お〜!” と声を上げるほどのセクシー衣装!もうTANEKOのどこを見ていいのか迷ってしまう始末。
首には謎のATMの文字入りチョーカー、胸には像のペンダント、髪はミッキーの耳のように左右に巻かれ、真っ赤なタイトなワンピに、、、うぅ〜もう書けない、、、これまでどのライブでも見たことのない過激さ。
“ファビラスデトックスということで池袋や新大久保の裏道にあるイヤラシイお店を意識した衣装にしてみた” とはTANEKOの弁。
そんな衣装からも見て取れるように完全にタガが外れ振り切りぶっ飛んだノリで1曲目からトップギア。
8月の主催ライブの時も振り切っていたが、今回はそれを超える過激さとパワーがあった。
新旧取り混ぜたセトリで久々の曲(例えば「流星」とか「アレルギー」とか、、、)にはイントロから血液逆流する興奮を覚えた。
「ムテキの恋人」ではremixアレンジを再現。
「月夜海水浴」と「息衝く」はバンド下がりテナのピアノのみで歌い、特に「月夜海水浴」でのテナの卓越したピアノプレイは素晴らしかった。
「変身」では “一度やってみたかった”という新グッズのタオルを活用したぐるぐる回し。
新曲「フコウブツ」も披露、古い歌謡曲調に新たな方向性の模索も感じた。
「愛してやむなし」で本編が終わり、新Tシャツに着替えてアンコール「愛してやまない」、そして何と!Wアンコールもあり、テナのピアノだけでの「スターライトマリッジ」で終演した。
この日に全力を傾けたせいで今後のライブスケジュールが未定らしいが、来年フルアルバムをリリースする予定で現在目下レコーディング中とのこと。
次なる進化に期待したい。
- いいね! 2
- コメント 0
- 2017/10/15 (日) 20:26
« 前へ| レビュー一覧へ (1/1) |次へ »