ひらりさん これまで彼女のライブを観ることは、ことごとく仕事に阻まれてきましたが、ついに念願が叶い、1年ぶりとなる Billboard Live Tokyo へ。 アコースティックギターを抱えてステージに現れた彼女の「コンバンワ」という第一声の後、Nine Stories と共に奏でたイントロは、ヒットソングの"I Do"。積年の期待をのせて、いよいよライブがスタート。 ステージ構成は至ってシンプル。これまでのアルバムからバランスよく選ばれた曲には過剰なアレンジを加えず、悪戯に曲を間延びさせないため、各曲のヴォーカル、およびバンドの音を集中して聴くことができ、度々はさまれる彼女のユーモア溢れるMCのおかげで、開演直後の緊張感残る客席がステージとの一体感を高めていく様を肌で感じられました。全ての演奏が温かみに溢れ、小会場最大の魅力である「近い音」を感じられたせいか、暖炉の前で彼女たちを囲んで演奏を聴いている、まるでそんな印象。 特に印象深かった演奏は、 #06 "Truthfully"(透明感に満ちたこの曲、やはり素晴らしかった) #08 "Dance With The Angels"(客席リクエストによるアコースティックソロ) #10 "Stay"(彼女の代表曲はライブで聴くと殊更に切ない) #16 "Going Away"(軽快なアップテンポに体がリズムをとりだします) しかしながら、他曲がこれらの引立てに終わる筈も無く、全ての曲においてその演奏にしっかり引き込まれておりました。 開演前に頼んだラムコークのグラスが底を見せる頃、大きな拍手につつまれたステージから彼女たちが降り、ゆっくりと心を満たしてくれた至福の時間も幕を下ろしたのでした。終演後にはサプライズとしてサイン会が催され、もちろん私もCDジャケットにサインをいただいてきました。ステージの感動と共に宝物が増え、大いに感激したことは言うまでもありません。 いいね! 2 コメント 0 2020/10/23 (金) 16:09