第1回:LiveFansスタートの動機
LiveFansインタビュー企画 「セットリストとLiveFansの魅力」LiveFans とは?
--- 渡辺代表がやっている<LiveFans>って、どんな音楽サイトですか?
渡辺:
<LiveFans>は、一言で言えばアーティストのライブ情報を取りまとめる情報共有サイト。サイトの中心となっているのは「セットリスト」で、ライブの曲順のこと。ライブを観たユーザーからの投稿がメインになっていて、“みんなで作る”というのが大きな特徴ですね。
セットリストのほかに、アーティストやライブの情報、ライブレポート、ジャズやあるアーティストにスポットを当てた特集、ニュースなども提供しています。
--- スタートしたのはいつですか?
渡辺:
サイトを立ち上げたのは2011年春ごろ。最初の1年はひっそりとやっていました。というのも、セットリストを公にすることに対する音楽業界や世間の反応を見たかったから。
立ち上げから1年が経過し、各方面の意見を集約すると好意的な声が多かったので、2012年9月に「よし、やろう」と本腰を入れました。現在、スタッフは外部を含め10名程度で制作しています。
--- いま<LiveFans>にセットリストは何件ほどアップされてるのですか?
渡辺:
2014年3月に7万件を突破しました。既に日本最大級のセットリストデータベースではあるけれど、過去を含め20万件のライブ情報が登録済みなのでまだまだ。とくに古い時代のものがなかなか集まらない(笑)。投稿を呼びかけているんですけどね。
--- サイトの立ち上げのきっかけは何だったのですか?
渡辺:
立ち上げのきっかけは、セットリストをまとめるサイトがなかったこと。ライブって「誰がどこでやったか」だけではなくて、「誰がどこで“どんな曲を”やったか」がすごく大事なのに、それをまとめるサイトがなかった。
2013年は30本くらいライブに行ったんですけど、行けなかったライブでも「あの曲やったのかなー」なんて、私はセットリストがすごく気になるタイプで(笑)。セットリストを見てるだけでも楽しいくらい。
誰でも情報発信ができるネット時代だから、ブログやTwitter、Facebookなどでセットリストをアップしてる人も多いのだけれど、当然、統一性もなければ間違いもある。だったら、私達が取りまとめようと。そうすれば色々できて面白い反応が起こるかもしれないな、と思ったのが立ち上げた理由ですね。
(第2回[セットリストの楽しみ方]に続く)