4年前のツアーは中止になり、今回のリベンジはコロナ禍後初のライブ参戦。スタジオ録音のような完成度が高く迫力あるサウンドは再現できるかな？と思っていたが、1曲目から代表的なあの曲。その後もノリの良い曲が続き、粗削りだが期待以上のサウンドで、独特のヴォーカルは伸びや迫力もあり、後半は感情も乗っていた。どこにでも居そうな若者の風貌からは想像できないほどの過激なLiveで、さすがのアーティスト。リズム隊も印象的なベースラインやメリハリのあるドラムス、効果的なバイオリンや静寂の中のエレピなど、バンドとして息も合っていて素晴らしかった。Katharsisやmomentoが好きな自分としては、もう少し「静」のウェイトも増やし、更にドラマティックな展開を期待したい。

一昨年に引き続き約二年振りとなるビルボードライブ大阪、東京での公演。今年はそれにブルーノート名古屋での開催を加えての計６公演となった。距離感の近さと多弁だったTKの好印象が残り今回も大阪、そして東京と２回のチケットを購入。どんな内容になるか想像を膨らませる２週間ほど前にピアノの平井さんとバイオリンの須原さんのTwitterでのやり取りを見かけそれがちょっと気になった。 もう気心の知れ合ったメンバーだけに今までの曲だけならリハも軽くで済むハズ…。これは結構新曲を入れてくるのではと勘ぐっていたが、結果今までCDやライブで聴きなれた作品のバージョンを一新しての、これぞアコースティックライブといえるアレンジでとても新鮮だった。しかしそれぞれ多忙の５人のメンバーが短時間でここまでそれぞれの曲を仕上げてくることを考えると流石に職人とも言えるTKを支えるメンバー達だけあるなというのが素直な感想です。６回の公演のためにしっかりと磨き上げられたTKの作品。今日のライブもその辺をこころして聴きにいきたい。。。