1. HOME
  2. LIVE MASTERS
  3. SKY-HI

LIVE MASTERS

SKY-HI

2018.06 GUESTSKY-HI

テーマ今までで一番衝撃・影響を受けたLIVE

菅野  :菅野結以が@FMからお送りしています『LiveFans』6月のマンスリーゲストは、この方です。

SKY-HI :どうも。SKY-HIです。よろしくお願いします。

菅野  :よろしくお願いします。今週もやっていきますけど、SKY-HI、色んなアーティストのコラボがされているじゃないですか。『ベストカタリスト』というコラボレーションベストが出ていたりしてますけど、今後この人とコラボしたいなぁみたいな人はいますか?

SKY-HI :誰だろう…やっぱ菅野結以ちゃん?!

菅野  :(笑)。待って、何コラボ、それ?!プロデュースする?私、ヴィジュアルコラボでスタイリングとか。

SKY-HI :それはそれで良さそう!ドロドロのアレとかで。

菅野  :どんなイメージ(笑)。私もっとガーリーなイメージでやってるんですけど!
他にはいますか?

SKY-HI :いっぱいいるんだけど、ミュージシャンを言ったらキリがない感じがするかな。誰とでもって感じ、ほんとに。

菅野  :ミュージシャン以外の人は?

SKY-HI :やってみたいなという気はするけど。よくあるのはライブペインティングの人とか、ダンスのなかでもタップダンサー系の人とかそういうのいっぱいあるけど。
ちょうど今さっき「VIVA LA ROCK!」のベースとラップだけのがすごい良かったですって(番組のスタッフが)言ってくれたけど、そういう音を出す何かの人とのやつみたいなのをやってみたいですよね。単音とラップっていうのはちょっと楽しいですよね。

菅野  :うんうん。モロッコの人とか。

SKY-HI :いいねぇ、モロッコ人!

菅野  :私、モロッコに行ってすごい感動したのが、太鼓でお出迎えしてくれるんですよ。

SKY-HI :ほんとに?!

菅野  :そう。それでめちゃめちゃ感動して…。

SKY-HI :うちの実家も太鼓でお出迎えしますよ。

菅野  :え?!

SKY-HI :まぁ、嘘なんだけど。

菅野  :ちょっと(笑)。最初ちょっと本当っぽいからやめて欲しいんだよなぁ。信じちゃうから。

SKY-HI :うちの実家はただ温かく「おぉ、いらっしゃい」って言ってくれるよ、たぶん。

菅野  :それ、いたってノーマルなお出迎えの仕方ですね(笑)。じゃあ誰でもどんと来いという感じで。

SKY-HI :そうなんですよね。たまたまこれを聞いている愛知のミュージシャンの人がいたらちょっと連絡ください。

菅野  :お!これ、やりかねないからね、ほんと。

SKY-HI :ちょっと近々にそういうのをやろうかなと思ってるんですけど。誰でも応募できるよみたいなやつ。

菅野  :へぇー。ふわっとなんか教えてくれたぞ!?楽しみにしてます。
さて、毎週違った角度からLIVEをテーマにお話してきてますが、今週2週目のテーマ「今までで一番衝撃・影響を受けたLIVE」。LIVEは結構観てますか?

SKY-HI :結構観てます。

菅野  :じゃあそんないっぱい観ているなかで特に忘れられないLIVEってあります?

SKY-HI :強いて言うなら、ここ5年くらいだと、ZEPP(TOKYO)で観たディアンジェロとラスベガスで観た(ジャスティン・)ティンバーレイク。

菅野  :うわぁ。すごいパンチの強いワード。この2つ。じゃあまずラスベガスのティンバーレイクから聞きますか。これはLIVE観に行ったっていうことですか?

SKY-HI :そうそう。観に行って。やっぱちょっと日本って音楽鎖国みたいなところがあるから、カニエ(・ウェスト)だったり、ケンドリック(・ラマー)だったり、ワールドツアーは日本以外みたいなのが結構多くて。まぁしょうがないかなと。特にブラック系のアーティストは本当に多いんだけど、ティンバーレイクも(日本に)来れないだなと思うと超ショックで。で、観に行ったっていう。

菅野  :来ないなら行ってやろうっていう。

SKY-HI :そう。どうしてもこのタイミングでティンバーレイクは観ないといけないって神が啓示をくれて。それで無理矢理行きました。

菅野  :そうなんだ!このスケジュールでよく行ったなと…。

SKY-HI :無理矢理行って、仕事に支障が出ました(笑)。

菅野  :出たんだ(笑)。そんな思いまでして観に行ったティンバーレイク、どうでしたか?

SKY-HI :本当に最高でいまだに根幹にあります。音楽を使って、エンターテインメントというのを見せるものから迎えるものみたいな風に見せてくれたのはティンバーレイクのあのLIVEだったかな。もちろんショウアップされたものとか色々あるんだけど、根幹、この上ない音楽力みたいなものがドシっとあってそれが最高だったな。サービス精神とはかくあるべきかって感じでね。まぁディアンジェロにも通ずるんだけど。

菅野  :そうなんだ。

SKY-HI :本当の意味でのサービス精神っていうのを考えさせられる。小手先の演出というか正直辟易はしていて、そういうのとか、例えば手を振った振らないというのをサービスとかそういうことじゃなくて、単純に音楽を根幹としたときに、どういう手渡し方をしたら、どういう受け入れ方をしたら、勝手にどんどんお客さんが踊るかっていうのを見せてもらった感じがするね。

菅野  :それは今のSKY-HI自身のLIVEに繋がる部分がかなり…。

SKY-HI :ものすごい考えます、それは。どうやったら勝手に動いてしまうか…。やっぱ土壌が違うからさ。ラスベガスのお客さんはLIVEが始まる前から踊ってからさ(笑)。それはお国柄かなっていう感じがするんだけど、その違いはあるけど、根幹はそれかな。ティンバーレイクが客を煽ったのは1回だけかな。あとMC中にテキーラ飲んだのはあったけど。踊りながら、ワン、トゥー、スリー…で当時大ヒットしていた“Take Back The Night”にいったときは最高だったね。

菅野  :わぁ。聞いてるだけでエンターテイナー感が。いいなぁ。じゃあZEPPで観たディアンジェロは?これめちゃめちゃ行きたくて行けなかったんだよなぁ。

SKY-HI :ひょっとしたらベストLIVEかもしれない。

菅野  :うわぁ、そうなんだぁ。この時、15年ぶりにアルバムがリリースされた後で、めちゃめちゃ日本でもディアンジェロ熱がすごくなっている時期で全然チケットが取れなくて私は行けなかったんですけど…どうでしたか?

SKY-HI :もう最高でした。ティンバーレイクと近いところがあるんだけど、それこそさっきも言ったんだけどちょっとしたお国柄の違いはあるじゃない。日本の人はLIVEが盛り上がらないって、外国から来る人はみんなそういう下知識の状態で来る人がやっぱり多いと思うんだけど、何が感動したって、1曲も知らないであろう子供がすげぇ踊ってたっていう。2階の立ち見のところでずっと観てたんだけど、そこまで子供が来て踊ってた。踊り暴れてた。

菅野  :へぇー。それは本当に音楽の力を感じる。

SKY-HI :ディアンジェロはライブハウスでティンバーレイクはアリーナだったからその違いはあるかもしれないけど、サービス精神という意味ではもっとフィジカルだったし、1曲を8分とか10分とか平気でやったりとか、原曲がないアレンジとか普通にあるんだけど、やりたいからそうしてるというよりは、それが一番美しくその場で機能するからそうしてるっていうのが強い。
そういうのをやって美しいのはやっぱり根っこに揺るぎない演奏力があって。
クリス・デイヴのドラムの話とかよくするけど、みんな。本当にそれが根っこなんだけど、もう演奏力が尋常じゃないから神々の遊びっていうかね、本当に技術って大事だなって思った。素晴らしくエンターテインメントするために、子供すらも踊らせるようなサービス精神で、音楽のエンターテインメントを作るうえで、演奏力、技術力っていうのは絶対に、ヘタしたら一番大事かもしれない。一番大事なものがスキルじゃないっていうのはスキルが根っこにある人に許された話っていうのをあらためて感じたかも。

菅野  :たしかに。最後はパッションなんだけど、そこに行き着くまでに土台がちゃんとしてなきゃそこには絶対に行けないっていう。

SKY-HI :そうなの。

菅野  :なるほど。それを観て結構自分のLIVEにも影響されている部分は?

SKY-HI :めちゃめちゃくらった。影響っていう意味ではそれこそヒップホップLIVE。RHYMESTER だったり、KREVAさんだったりのLIVE。彼らとか、俺とか、やっぱりセットリストを見ると異常に曲数が多いの。普通の人は2時間だと20曲いかないじゃん。アンコール込みで18、19曲みたいな感じだと思うんだけど、我々平気で30曲近いから。何でかっていうと音が止まらないから、単純に。音を止めないでどんどんつないでいく文化だから結構そういう曲数になるんだけど。俺、フルバンドだからすげぇ大変。俺以上にバンドが大変なんだよ。全然BPM違うのにぶっこんだりとか、ブレイク挟んだりするから。ディアンジェロは同じようなことを真逆でやるっていうか。10曲ぐらいで2時間ぐらいやれるっていうか。

菅野  :なるほどね。

SKY-HI :やってることは一緒で、音は止めずに…。ずっと踊らせるためのものを作るための工夫っていうのはやっぱりすごい考えます。

菅野  :わぁ、面白い。アウトプットは違うけど根元は一緒っていう…。

SKY-HI :そうそう。どうやったらみんながずっと踊るかっていうものを作るために彼らはああするし、俺はこうするし、他の彼らはこうするし…っていう。

菅野  :SKY-HIのLIVEを観てるとこういうことを大事にしてるっていうのがめちゃめっちゃ納得する感じ。

SKY-HI :もっと言って(笑)。

菅野  :褒められるのすきだなぁ(笑)。じゃあこの影響を受けたLIVEの中から1曲、セットリストのなかからお届けしようと思うんですけど、どの曲にしますか?

SKY-HI :じゃあ、ディアンジェロ“Ain’t That Easy”。

今までで1番衝撃・影響を受けたLIVE

SUMMER SONIC EXTRA

SUMMER SONIC EXTRA

2015/08/18 (火) 19:30 開演 @ Zepp Tokyo (東京都)
[出演者]D'Angelo And The Vanguard

詳細をみる

Setlist

Encore 1

  1. 1. Left And Right
  2. 2. Chicken Grease
  1. 3. What It Do
  2. 4. Untitled (How Does It Feel)

ARTIST INFORMATION

SKY-HI

2005年AAAのメンバーとしてデビューし、同時期からソロ名義「SKY-HI」として都内クラブ等でマイクを握り、活動を始める。

レーベル非公認でMCバトルやクラブに出入りする日々が続く。
2012年に自身主宰のコラボレーション楽曲制作企画「FLOATIN’LAB」が話題となり、CD化してリリース。
KREVA等多数アーティストの楽曲への客演や各地でのライブも経て、同年「WOOFI’N AWARD 2012」のベストオブラッパー部門を受賞。
2013年、満を持してメジャーデビューを果たし、2014年3月には1st. AL『TRICKSTER』をリリース。
同年6月、MTV VMAJ 2014 BEST HIP HOP VIDEO受賞。
その卓越したスキルと豊かな音楽性によりHIP HOPシーンのみならずROCKやサブカルシーンにおいても注目を集めた。
2015年、全国9公演1万人動員の全国ツアー「Ride my Limo」を完遂。
12月には追加公演として3大都市ZEPPツアーを行い、自らがバンド音源や演出、照明に至るまでプロデュースし、フルバンドにダンサーを入れたSUPER FLYERSと称する総勢13名とステージに立ち、エンターテイナーとしての力量を見せつけた。
2016年1月、2nd. AL『カタルシス』をリリース。
1枚のアルバムの中に緻密に計算されたストーリーと広い振れ幅の楽曲と、メッセージが詰まったこのアルバムはリリシストとしての力量が遺憾なく発揮された。
2016年2月から全国7箇所7公演で行われた初の全国ホールツアー「SKY-HI HALL TOUR 2016 ~Ms. Libertyを探せ~」は新たにコーラスも参加し、ソールドアウトとともに成功。音楽業界にSKY-HIの名を知らしめるツアーとなった。
ツアー以降は他に類を見ないエンタテイメント性が評判となり、様々な大型フェスにも出演し、ジャンルを超えた存在感を発揮。2017年1月に3rd Album「OLIVE」をリリース。
音楽業界はもちろん、業界外からも注目を浴び、シンガーソングライターとしてのポジションを確立。
同年3月からは全国13都市15公演の「SKY-HI HALL TOUR 2017-WELIVE-」を開催し、5月2日・3日に東京日本武道館2Daysでファイナルを迎えた。
同年10月からは国内はもちろん、上海、台湾、香港、Los Angels、New York、Paris、Londonと世界ツアーとなる規模でLIVEハウスツアーを開催。
2018年は幕張メッセ2Daysを含む、15箇所19公演のホールツアー「SKY-HI TOUR 2018-Marble the World-」を開催した。

RELEASE

CDSnatchaway/Diver’s High [CD+DVD+スマプラ付]

Snatchaway/Diver’s High [CD+DVD+スマプラ付]

2018.6.27 Release
avex trax

ABOUTLiveFans Radio

近年、ライブ動員数は増加傾向にあり2016年は過去最高の4,768万人を記録。ライブやフェスといったリアルの場での音楽体験を求めるユーザーが増えています。本番組では、そんなライブに徹底的にこだわり、あらゆる角度からライブの魅力を紹介していきます。