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2Kさんのレビュー
キュウソネコカミのお客さんて、こんなにアホなんか!笑
10-FEETタクマにそう言わせてしまうフロア。これ以上ない誉め言葉だったと思う。
かねてから願ってやまなかったキュウソネコカミ/10-FEET対バン。それを京都MUSEで体感できる未来があるなんて、願い始めた頃の自分は信じるだろうか?京都だからと「DO YOU LIKE...?」、まだ時間ある!と「時間がないときのRIVER」までねじ込み、持ち時間ギリギリまで手を抜かない名実共に圧倒的猛者。さてこの勝負、キュウソネコカミはどう受けて立つのか。やたらと願った割には、実はまったく想像できていなかった。
1曲目が「ファントムヴァイブレーション」から始まることは初めてではないにせよ、ここでくるとは思ってなかった。予想外のカウンターに面食らうも、誰しもが反応できるシンセのフレーズは、タイトルコールの必要すらない。あっという間にキュウソネコカミの独壇場に転ずる。「10-FEETであれだけ盛り上がっていたのに、こんなもんですか??」とヨコタさんが強めに煽る「ビビった」。煽りなしでも昂る楽曲でこんなことを言われたら、じっとしていられるわけがない。疾走感に身を委ねた第1セクションから、別の意味で各々のフィジカルを試される(?)第2セクションへ。「変な踊り」「正義マン」からの「家」で、早くも私の貧脚はもつれ気味。一軒で助かった・・
10-FEETの『Fin』を好んで聴いていたヤマサキセイヤの話を発端に、「米米米米」と「HONE SKA feat.東京スカパラダイスオーケストラ」の関係性(因縁??)を知れたのは、この対バンだからこそ。また、京都大作戦における2016年牛若、3年後の2019年源氏を経て、2020年のツアーでゲスト出演を快諾してもらったエピソードには、しっかり蓋をしたはずの当時の気持ちが噴き出してしまった。私たちが知り得なかった水面下の約束。そして、初めて10-FEETをゲストに迎えた日が、この京都MUSE。事実は小説より奇なり。続く「秋エモい」「何も無い休日」が、いつもとは違う感傷材となった。
エモいだけで終わらないのがキュウソネコカミか。「ネコカミたい」「The band」「DQNなりたい、40代で死にたい」でフロアの熱量が再燃。個人的には、この流れで聴いた「私飽きぬ私」がいつも以上に強烈だった。特にヨコタさんが叫ぶ「前向きな言葉が・・」の、どうにもならない感情の波動をもろに受け、体の芯が内側から揺さぶられた。
アンコール「お願いシェンロン」、筋斗雲の対戦相手は10-FEETナオキ氏。こんな機会は滅多にない、どころの騒ぎではない。光の速さでナオキ氏の筋斗雲の下にもぐり込み、かろうじて支えることができた。この日の「ハッピーポンコツ」は、ヨコタさんのMCの記憶がない。覚えようとする理性を、楽しい!という感情が上回ってしまったようだ。一向に鎮火しない熱気が充満したフロア。あちこちから飛び交うワンモア!の声に、「Welcome to 西宮」で応えてくれたダブルアンコール。ありがとう。最後の最後まで本当に楽しかった。
いつの日か、京都での主催イベントが敢行されることがあるなら、真っ先にこの日を思い出すだろう。
ここからはじまる、京都愛。またお願いします!
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- 2025/10/24 (金) 19:23
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