新着ライブレビュー

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Stereophonics @ TSUTAYA O-EAST(東京都)

2016/07/26 (火) 19:00開演

ひらりさん

正統派のロックンロールを久しぶりにライブで聴きたい。そんなことをふと思った5月、フジロックに出演する Stereophonics が(その流れで)単独公演を行うとのニュースは、私にとってあまりにもタイミングの良すぎるものでした。かねてより、彼らの曲をお気に入りとして聴き続けてきたことはもちろんですが、今夜の会場である"O-EAST"は最大収容わずか1,300人の小箱。地元ウェールズでは城を使ったライブを行うなど、英国圏においてスタジアム級の動員を誇るバンドをここで聴けるのかと思うと、私の興奮は手にしたハイネケンも温まるほど(笑) チケットも 6,500円と、高騰が揶揄される昨今の洋楽ライブではかなりのお値打ち価格です。 そしてこの日は嬉しいことに、彼らの代表曲を網羅したセットリストがプレイされました。疾走感にあふれた前半から、聴かせる中盤、そして再び畳み掛ける終盤と、1曲目からアンコールまでまったく手抜かりのない構成。人で埋め尽くされたフロアからは、すべての観客から発せられているかのような一体感をもって、クラップやシンガロングが次々と生まれ、音楽ライブの醍醐味を満喫するにはこの上ない内容だったのです。アメリカン・ロックから影響を受けた、UKのバンドらしからぬ骨太なサウンドは今夜も健在で、ケリーのハスキーなボーカルも男の色気をムンムンと発散していたけど、私はやはりギターとベース、そしてドラムが織りなす、バンドとしてのバランスの良さにヤラレてしまうんだな。こんな音を浴び続けたら、終演後は「気持ちイイ」しか言葉が出なくなるわ。 「明日は上海へ発ってしまうけど、来年また日本へ来るよ」 という彼らの言葉を信じて、またの機会を楽しみに待ちたいと思います。その際は是非、ツアー用のセットリストを聴きたいですね。

ひらりさん

「Apink 2nd Live Tour 2016 -PINK SUMMER-」を観てきました。前回のライブにとても満足したことは確かなのですが、それから9か月しか経っていないこともあり、「同じようなセットリストになるのでは」という不安が脳裏をよぎる開演前。しかしそんな不安も、ヒット・チューンを除けば、本国でも聴けることが稀な曲ばかりが披露された、とても楽しめるライブでした。 そして、このセットリストが奏功したポイントは他にもあり、歌唱パートがメインボーカルに偏っていない曲をたくさんセレクトしていて、メンバー全員の歌声が万遍なく堪能できたのです。このグループの楽曲って、流行りのビート重視ではなく、メロディ重視であることが特徴なのですが、その特徴を魅力に昇華させるのはそれぞれのメンバーが持つ高い歌唱力。そいつをナマ音で直撃なのだから、そりゃたまらんぜよ。 さらにはメンバー全員、日本語が上達していて、少なくなかったMCコーナーも、場面々々でキチンと考えながら話してるの。 (あいにくの雨模様を話題にして) ハヨン:「今日、傘を持ってこなかった人はいますか?」 客 席:「(まばらに手が挙がる)」 ハヨン:「じゃあ、手を挙げた人たちには私が傘を貸してあげます」 客 席:「わーい!」 ハヨン:「貸した人は、明日またここでライブがあるので返しにきてくださいネ」 客 席:「(爆笑)」 なんてやり取り、よくできてたなぁー。未だに中学生当時から進歩のない英語力に苛まれている私からすれば、その努力にはもう尊敬の念しか覚えません。座席もステージ上にいるメンバーの可愛らしいしぐさや表情を、メガネ無しで認識できる14列目とあって、会場をあとにする頃にはすっかり大満足。やはり迷うくらいなら「迷わず行けよ、行けばわかるさ」ってことですね、ライブってやつは。

Culture Club @ Zepp Tokyo(東京都)

2016/06/22 (水) 19:00開演

ひらりさん

ティーンの頃によく聴いた曲ってのは、多少のブランクを経てもちゃんと歌えるんだな。今夜は同世代たちと、シンガロングしながら体を揺らす、心底楽しめたライブとなりました。16年ぶりの来日公演となっていますが、実際に彼らの曲をヘビーローテーションで聴いたのは30年以上も前の話で、アーティストに当時の面影を求めるのは「いささか酷かな」 と考えていた私。そりゃ、自分自身が大きすぎる変貌をとげているのだから無理もないよね。 ところがなんと、1曲目にいきなり "Church Of Poison Mind" ですよ。さらには続けて "It's A Miracle" をフル・スロットルで持ってこられちゃね。おそらく、1983年にわが家のターンテーブルで、もっとも鳴らしたであろうアルバム『Colour By Numbers』からのお気に入り曲を、圧巻の連続パフォーマンス。私の憂慮はあっさりと陥落し、ステージに惹きつけられたまま、終演までの時間は文字通り夢見心地。("Time (Clock Of The Heart)" あたりからは、我慢できずに一緒に歌っちゃったしw) プレイされた'80年代のポップソングは、年月を経た2016年においても魅力がまったく色褪せていなかったけれど、「カルチャー・クラブ」という、揺るぎない実力に裏打ちされたバンドだからこそ、今夜、それを伝えることができたのだと私は思うな。厚みのある音で聴く者に迫るバンドはもちろん、フロントマンであるボーイ・ジョージの存在感は相変わらず強大で、気づけば誰もが一緒に歌い、笑顔にさせられていたのだから。 世の中すべてを肯定的にとらえ、みんなが浮かれていた'80年代。この時代を体現した代表格が彼らだったことを、改めて思い知らされた完璧なステージ。今夜、この素晴らしきショーに酔いしれた私は、良くも悪くも「'80年代の人」なのだ。

Patti Smith @ Billboard Live TOKYO(東京都)

2016/06/07 (火) 14:00開演

ひらりさん

平日の昼間に酒を飲みながら、間近で歌うパティ・スミスを聴く。間違いなく今日は、私のためにある日です。普段なら間違いなく仕事をしているであろう時間に遊んでいる、という非日常感にもワクワクしてたんだけど、なんてったって、あのパティ・スミスをわずか300席の小会場で聴けるんだぜ。そりゃ、高まる気持ちを抑えられるはずは無く、ステージのセンターマイクまでわずか2メートルという座席で、同じく有給休暇を取って参加の友人と、ビールを飲みながら待った開演時間は、あっという間に訪れました。 控室から歩いてステージへ向かう彼女を見て、「わぁ、本物だー」と思わず口走ってしまった私。いやね、もう存在感が尋常じゃないんだよ。年月の経過を受け入れた外見も圧倒的な迫力で、うっかりとは近寄り難い雰囲気でしたが、1曲目の "Dancing Barefoot" を歌いだすと、その歌声は紛れもなく「パティ・スミス」そのもので、その後は期待していた独特の歌いまわしに終始酔いしれることに。この日、会場を埋めた幸運な観客すべてが彼女に魅了されたことは、終盤に向かうにつれて大きくなっていった盛り上がりがすべて代弁しており、"Because The Night" 以降は、パティ自身がシンガロングをステージから煽るもんだから、小会場とは思えない熱気と、彼女と一緒に歌っている陶酔とで、すっかり気持ち良くなってしまった次第。 唯一残念だったのは、「ギター弾けるでしょ、ステージに来て」というパティからのアイコンタクト・オファーを、ビビって断った友人のチキンっぷり。もし、パティのバックでギターを弾く彼の姿を拝めていたら、その光景を生涯忘れなかっただろうになあ。

Eric Clapton @ 日本武道館(東京都)

2016/04/18 (月) 19:00開演

ひらりさん

20年前に観て以来となるクラプトン。今日までに武道館での来日公演を重ね、その数はなんと90回以上だとか。公言していたツアーからの引退を翻して実現した来日公演に、今夜の武道館は追加席や立見席まで設けられての大盛況。年配者が大半を占める客席からは、終始静かながらも押し寄せる重厚な興奮がひしひしと伝わり、場内に渦巻く歓声はさながら遠方から響いてくる地鳴りといった趣き。席から立ち上がる方は、ライブ終盤になってアリーナでチラホラいた程度でしたが、座りながらも皆、思い思いに体を揺らしている姿がとても印象的でした。 そして、セットリストがまたシブかった。メジャー曲を最小限に削り、ブルースの泥臭い楽曲が大半を占めた構成は、賛否両論あったみたいだけど、私は存分に堪能したね。アコーディオンやマンドリンといった楽器で味わい深さを増した楽曲がスーッと心に沁みてくるし、かといってクラプトンのギターパートも存在感は尋常じゃないんだよ、これが。なぜ、これだけのパフォーマンスができるのに、ツアー引退なのよ。正直、目を閉じて音に身を任せていた時間も結構あって、本当に気持ちヨカッタ。 今夜のチケットが売り出された数か月前、「以前に1回観たからなー」と、購入を思いとどまった私は本当に浅はかでした。まさか、「百聞は一見に如かず」ってヤツを実体験することになろうとは。

ひらりさん

CLCと聞いても全くイメージの浮かばない私。それもそのはずで、日本デビューを果たしたばかりの彼女たちは、母国韓国でのキャリアも1年のみだそう。(このライブも「CLC 1st Japan Showcase "First Step"」と初々しいタイトル)ここは「K-Pop初心者ですから」と開き直り、白紙状態のままいざ突撃。 開演15分前に入場すると、用意された約500席はすでに埋まっており、ステージから4列目に位置する私たちの座席周囲はほとんどが若い女性。久しぶりのアウェー感と、新人ながらたくさんのファンを集める人気への驚きとを感じながら開演を迎えました。場内が暗転し、舞台上のスクリーンにオープニングビデオが映し出された後、大きな歓声に迎えられ、メンバー6人(新メンバーのウンビンは今回不参加)が華やかに登場。淡いピンク色のドレス姿で、アイドルチューンのダンスポップを歌い踊るステージは観ていて本当に楽しく、そして当たり前のように全員がカワイイ。前回のK-Popライブを観た際にも書いたけど、曲調の流行りはすっかりEDMから移り変わったことを実感せずにはいられません。 中盤には、衣装をラフなボーダーTシャツとジーンズへ着替え、なんとバンド演奏。アコースティック楽器を操り、優しい歌声でカバー3曲を披露してくれたのですが、垣間見えるぎこちなさが、短期間でたくさんの練習をしたであろうことを思わせて、つい応援したくなっちゃうんだよね。ラストはアンコールを含め、再びポップな楽曲を完璧に魅せて終演。会場を出る際にメンバー全員がハイタッチをしながら見送りまでしてくれて、慣れない日本での緊張を終始隠しながらも懸命さが伝わったイベントは、どんなジャンルであれ「観てヨカッタ」と思わせてくれますね。 開演前にはCLCを知らなかった私も、古家正亨さんが穏やかな語り口で、日本語に苦戦する彼女たちのMCをさりげなく助けたり、ちょっとしたエピソードに一言添えて会場の笑いを誘うなど、大活躍したトークタイムのおかげで、会場を後にする頃にはしっかり彼女たちのプロフィールを覚えました。 Q:「バンドの楽器パートはどうやって決めたの?」 A:「えーっと、会社から言われて」 って、やりとりなんて思わず笑っちゃった。いくらなんでも、正直すぎるだろ。最後に、九州地方で発生した地震に心を痛め、被災地へ義援金を用意してくれたメンバーたちには、日本人の1人として本当に感謝しています。ありがとう。

Gwen Stefani @ Zepp DiverCity(東京都)

2016/03/16 (水) 19:00開演

ひらりさん

大手クレジットカード会社の後援で実現した今夜の来日コンサート。彼女の新作発表に合わせたプロモーションの色合いが濃いことや、チケット発売が公演2週間前と直近だったこともあり、イベントの浸透度はかなり低かったみたい。 開演予定を10分ほど過ぎた頃、舞台背面いっぱいに設置されたスクリーンに鮮やかな映像が映し出されて、場内を大きな歓声が埋め尽くす。フロアが一段高くなった最前の手すりにもたれて観るステージは近く、現れたグウェンの表情までをしっかり認識できる距離だったのですが、発せられた歌声やダンスの存在感が圧倒的な魅力に満ちています。彼女をサポートする男女各4名づつのダンサーや、5名編成のバックバンドが素晴らしいパフォーマンスで舞台を彩り、彼女本人も5回の衣装チェンジを行って、全ての代表曲を熱演した1時間30分は紛れもなく「本気モード」でした。 観客の盛り上がりは1曲目から凄まじかったのですが、そのピークはショーの終盤であり、私的なハイライトは "What You Waiting For?" からラストまで。グウェンからの煽りに乗っかってシンガロングしていると、なんとも言えず気持ちイイのよ、これが。(いやぁ、開演前に「あっさり終了したらどうしよう」などと危惧していた自分が恥ずかしい)本格的なライブを日本で行ったのは初めての彼女だけど、これからもこのような機会を私たちにたくさん与えてほしいですね。

ひらりさん

2015年9月9日、モントリオールからマドンナの "Rebel Heart Tour" がスタート。そしてその一週間後、このツアーが日本でも行われるとのニュースが発表されました。50,000円というSS席のチケット料金に一瞬たじろぐも、過去4回の来日公演をことごとく見逃していた私はアメリカのファンクラブサイトから優先予約権を購入し、無事にアリーナ前方の座席を確保。 それから数か月、大きな期待を募らせて迎えた本日なのです。 さいたまスーパーアリーナに到着したのは開演30分前。1時間に及んだオープニング・アクトから、さらに1時間の舞台準備を経た20時57分、檻に入ったマドンナが天井から「降臨」して、本編はなんと約2時間遅れでスタート。着物風の衣装を纏った彼女を目の前にして、場内を埋めた20,000人の熱気が凄まじい。豪華なステージや衣装はもちろん、このイベントを取り巻くすべてが規格外で、非日常を体感するにはまさしくこの上ない機会です。 セットリストは約半数がツアーと同名の最新アルバムから。その他の公演用にアレンジされた旧作は、'83年発表の曲もチョイスされるバラエティに富んだ内容でしたが、デビュー作からリアルタイムで聴いてきたそれらはこの夜、例外なく私を昂らせてくれました。さらに多数の出演者たちが繰り広げた、ダンスやアクロバティックなパフォーマンスなど、2時間の公演時間から溢れ出さんばかりに詰め込まれた演出が、音楽コンサートの概念を大きく凌駕する水準であり、もはや総合芸術とでも呼ぶべき代物でした。デビューから現在まで絶え間なく賞賛と批判とを浴び続けてきた彼女ですが、百聞は一見に如かず。一時も目を離せないパフォーマンスにどっぷり浸かって改めて思いました。「マドンナはやはり紛れもない唯一無二のスーパースターである」と。

ひらりさん

彼女のデビュー盤である「カトピリ」を発売間もない1989年に購入した私。これまで様々な理由により、何度もライブに行くことを阻まれてきましたが、26年目にしてようやく念願叶ってこの日を迎えました。チケット購入時から周到に事を進め、手にした座席は会場最前列の1列目、すでに感動する準備は万端です。 開演後すぐのMCで、「この日のライブは2部構成です。前半は日本の、後半はブラジルやアメリカなどの曲を歌います」 との案内があり、客席の大半を占める年配層や、ライブ慣れしていない方々など、様々な音の好みに対応できるようにとの配慮が窺い知れます。前半はピアノ、ドラムス、ウッドベース、そしてリサさんのアコースティックギターという4人編成で奏でた音に、優しい歌声が調和していくゆったりした展開。語尾が溶け消えてしまうような歌い方は彼女の十八番ですが、アップテンポの曲が総じて落ち着き、心地よい印象に変わっている様をナマで聴くと、身震いするような感動が押し寄せてきます。 休憩を挟んで開始された後半は、3名のホーンセクションが加わり、フルートやサックス、トランペット、トロンボーンなどが、音に厚みと彩りを添えてくれました。アップテンポで賑やかな曲も演奏され、これらが一般に広く知られたものであることも相まって、客席で思い思いに体を揺らしたり、手拍子でリズムを送る方々が増えていく様子も実に楽しい。そう、派手な大騒ぎはなくとも、こうして品良く盛り上がるライブだって、その気持ち良さに大差は無いのです。大いに満足した終演後は、場内で開かれたサイン会に参加。長年の片想いは、お釣りがくる程の素敵な経験に変わり、とても楽しめました。

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