正直言って、知らない曲の方が多かったです。でも、八神さんご本人のおっしゃるとおりで、じっくり歌を聴くことを楽しむのであれば、知っている曲かどうかは全く関係ありませんでした。ごまかしのきかないピアノ＋ギター＋ヴォーカルという編成。素晴らしかった。聞いているうちに、いつの間にか涙が流れていたという経験は、これまでなかったかもしれません。自分の住んでいる場所の近くにも、いつか来てほしいです。

11月26日、渋谷オーチャードホールでのコンサートに行きました。4−5曲目だったかと思いますが、メジャーデビュー曲の『思い出は美しすぎて』の時、首にかけてくるはずのサンバホイッスルを控室に忘れて来てしまって、一曲完全に終わったあと、業務連絡と称してステージ左袖に行って、サンバホイッスルをスタッフから受け取り、もう一度全コーラスを歌い直しました。心なしか、サンバホイッスルの音も大きく鳴っていたように感じました。1曲多く聞けてラッキー。これはセットリストなのか？偶然のなせる技なのか？それにしても相変わらずの音域の広さと、高音の伸びと、ぶれない音程には脱帽です。受験勉強をしていた1978年にデビューし、いち早くその存在に気づき、ファンクラブNo。0007をゲットした青春時代を思い出しました。素敵なコンサートをありがとう御座いました。

泣ける。唄うまい。泣ける。キーが変わらない。泣ける。バックバンドも匠ばかり。泣ける。まさにプロフェッショナル集団。でもやっぱり泣ける。サイコーのシンガー！！