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ライブレビュー(12件)

Guns N' Roses JAPAN TOUR 2017

2017/01/28 (土) 19:35出演 @ さいたまスーパーアリーナ(埼玉県)

ひらりさん

まさに、奇跡の復活。私の欲したことすべてを叶えてくれたライブでした。 1990年代末の事実上の解散以降、アクセル・ローズの単独プロジェクトと化していた Guns N' Roses が、アクセルとスラッシュ、ダフ・マッケイガンのオリジナルメンバー3人が一堂に会したワールド・ツアーを開始したのが昨年のこと。訴訟問題にまで発展し、絶対ありえないと言われていた再集結がついに実現したのだから、本当に素晴らしいことだよね。日本公演は '93年の東京ドーム以来とあって、この歴史的ライブを観るために集まった人々の熱気で、最寄駅を含む会場周辺は普段と異なった雰囲気に染まっていました。 スタンディングを嫌って選んだ座席指定のSS席がアリーナ座席の8列目という幸運に恵まれ、ステージ上のパフォーマンスも肉眼でしっかりと堪能できます。前座と呼ぶには贅沢な Man With A Mission の演奏によって、盛り上がるための準備はいよいよ万端に。かつては開演時刻の遅延が取り沙汰されることの多かった彼ら故に一抹の不安を覚えるも、そんな不安を良い意味で裏切って場内照明は暗転。充満する観衆の熱狂が一気に弾けて、待ちに待ったオープニングです。 ステージ中央にアクセル、その左右にダフとスラッシュが並ぶという景観だけでも興奮を抑えられないのですが、そこで繰り広げられたパフォーマンスは懐かしいだけでなく、現在進行形の Guns N' Roses が、誰も観たことのない光景を目の前で繰り広げているんだから、興奮しない者などいるはずがない。彼らの歌声とギター、ベースの音がひとつになった時に生まれるグルーヴの快感とエネルギーの破壊力は爆発と呼ぶべき代物であり、私の聴きたかった「ガンズ」の音を存分に浴びることができました。興奮が高まり続けた2時間30分、大観衆で歌った "Knockin' On Heaven's Door" は、今後絶対に忘れることはないのだろうな。

Guns N' Roses JAPAN TOUR 2017

2017/01/21 (土) @ 京セラドーム大阪(大阪府)

️TMさん

ライブ:ガンズ・アンド・ローゼズ1 楽しかったベビーメタルのライブがあっと言う間に終わって、次のガンズまで暫し休憩となる。始まるまでに一体何れくらい待つことになるのだろう。まあガンズだし仕方がない、やることもないし、でも飲食店は物凄い人だし、行き場もなく席についていると映像が始まる。なるほど、ガンズは長時間待たせるから、映像的な配慮があるんだな〜、凄いな〜!かなり凝ってる。まるでライブが始まるみたいだ・・! そんな感じで余裕で見ていたらステージのあたりがザワザワしている。様子が違う!ほぇ〜、メンバーが出てきたよ!・・ってことは?おぃおぃ・・アクセルももうすでに出て来ちゃっているじゃん!(*⁰▿⁰*) マイクスタンド転がしながらもう出てきてスタンばってるじゃないか。えっ〜、だってまだベビーメタルが終わってから40分しか経ってないよ。みんな余裕かまして戻って来ていない人が慌てて席に戻る。・・定刻じゃないか〜!なんせガンズだから当たり前のことが当たり前ではない、それがガンズの当たり前であって・・、当たり前の様に始まったら?そりゃ〜もう、ガンズじゃあ・・えっ〜!もう始まった〜。ウソ〜!(*゚∀゚*) ライブ:ガンズ・アンド・ローゼズ2 ダイアモンドヴィジョンに映るアクセルはまだ太ってはいるが、一時期に比べ大分絞られている。初期の頃の姿を思い出すことができるくらいに戻っていた。顔が明らかにシャープになって見られる様になった。さっき買ったツアーパンフレットにもきっちりその姿が捉えられていた。かなり頑張って戻したに違いない。もうそれだけで最高だ。 やはりファーストの「アペタイト・フォー・デストラクション」からの曲が多い。 一曲目はファーストから「It's So Easy」。つづけて二曲目も同じくファーストからの「Mr.Brownstone」。興奮の坩堝と化す。しかし3曲目に演奏されたサードからのタイトルトラック「Chinese Democracy」はいい曲だが明らかに知られておらず、客席は静まり返る。その差は歴然である。京セラドームでやったセトリは昨年のツアーと同じ鉄板の並びでまさに最高だ!特徴的な音がドーム内を響き渡る。「Welcome To The Jungle」、言わずと知れた代表曲だ。しかしスラッシュの奏でるギターは本当に音がクリアで、なかなか出せる音ではない、本当に素晴らしい。 ライブ:ガンズ・アンド・ローゼズ3 ガンズのライブではあるがステージ上には2種類のガンズがあった。初期の1、2作目のスラッシュが前面に出るガンズと後期3作目のリチャードがリードを取るガンズだ。 続く「Double Talkin' Jive」(2)「Better」(3)「Estranged」(2)が顕著で、三作目は二作目にサンドイッチされライブのグルーヴを維持する。2作目についてはスラッシュが中央に踊り出てガンガン弾きまくり、すごく盛り上がるのだが、3作目はリチャードがリードとなり、スラッシュが引っ込んでしまうわけで、かなり控えめにみえる。リチャード的にはオリジナルメンバーであるスラッシュに常に気を使った立ち位置でギターを奏でているようだし、3作目は実のところ今ここにいないバケットヘッドやバンブルフットがリードをとっていたパートだし、それを任されてもという感は否めない。特にスラッシュは3作目の曲を演奏する時はきまって上手張り出しステージの端にいってソッとパッキングをして存在感を消している。 リチャードはアクセルと共にスラッシュたちが不在だった期間をガンズとして活動して来た。実に期間的にははるかにオリジナルガンズメンバーより長きに渡りガンズを支えていたわけだが、僕らの知るガンズはやはり90年代のものであり、2000年代、2010年代のものではない。そうした複雑な関係性が、垣間見えた。だから「Live and Let Die」(2)「Rocket Queen」(1)「You Could be Mine」(2)の怒涛の攻めはなんの気負いもなく凄まじく、ガンガンに弾けるし、「Attitude」のパンクカバーはスラッシュの独壇場となる。 ライブ:ガンズ・アンド・ローゼズ4 そんなバックの事情とはお構い無しなのがアクセルだ。いつだってガンズであり俺がガンズだと言っていたわけで、とにかく全力でステージを支配しようとしていた。アクセル的には1.2作目より3作目の曲の方がキーが合うようで「This I Love」ではとても素晴らしい美声を披露する。「Civil War」「Coma」は1小節毎にマイクを外して息を整えながら歌っていた。ファーストはもっとも歌いにくそうに見えた。ここで一旦ステージが真っ暗になりメンバーが下がる。スラッシュのオンステージだ。スラッシュはハイテクで鳴らすギターリストではない。しかし、音作りは繊細で感動せずにはいられない。この「ゴッドファーザーのテーマ」もスラッシュの素晴らしいギターの音色で新たな魅力ある曲になっている。ガンズはオリジナルの曲も多いが、カバー曲もかなり多いバンドでもある。「Sweet Chikd O' Mine」の後のピンク・フロイドのカバー「Wish You are Here」はリチャードと美しいハモリを演奏する名曲だ。そして中央張り出しステージにセットされたグランドピアノからアクセルの奏でる名曲「November Rain」。正にこの曲を多くのファンは聴きに来たわけであり、感動せずにはいられない。想定したピアノオンリーではなく、メリッサのキーボードもかなりフューチャーされていたけれど、名曲にはかわりない。 続く「Knockin' on Heaven's Door」はボブ・ディランのカバー曲だが、個人的にはガンズで知った曲であり、オリジナル同等にガンズの曲として成立している曲だ。ここでアクセルの入れたC&R、シンガロングで会場は最高潮に達する。「Nightrain」でショーは一旦締まる。アンコールの「Patience」はリチャードとスラッシュの素晴らしいギターが映える名曲で、イジーがいなくても何ら問題ないように感じられた。そして「The Seeker」を挟みエンディング!「Paradice City」が演奏された。もうこれで終わりなのか?およそ2時間半のステージはこの曲で締まる。30年ほど前に生み出されたこの曲が、今、新しい世代のハートをも鷲掴みして放さない。ノスタルジーではあるけれど、それだけでは終われない、歌と言うものは受け継がれるものであり、まさにガンズとはそうした受け継がれるべくした名曲を紡ぎ出したアーティストである。カバー曲が既にオリジナルと同等の強度にまで叩き上げられ、僕らの歌としてアップデートしてくれる。まさにガンズ2017としてガンズは今を鳴らした。

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