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SUPER BEAVER

2017.09 GUESTSUPER BEAVER

テーマSUPER BEAVERのLIVEのウラ側を教えて!

菅野:菅野結以が@FMからお送りしています『LiveFans』
9月のマンスリーゲストは、SUPER BEAVER! いらっしゃいませ!

上杉:よろしくお願いします!

柳沢:いらっしゃいましたー!

菅野:3週目の今夜、来てくれてるのは?

柳沢:ギターの柳沢です。

上杉:ベースの上杉です。よろしくお願いします!

菅野:よろしくお願いします。3週目です。毎週違う角度からLIVEをテーマにお話ししてきたんですけど、3週目は「SUPER BEAVERのLIVEのウラ側を教えて!」

柳沢・上杉:LIVEのウラ側ねぇ…。

菅野:ウラBEAVER!

柳沢:ウラBEAVERですね。

菅野:オモテは、“パッション”って感じ。私の思うSUPER BEAVERのLIVE。パッション、理屈じゃない、豪速球ストレートを毎回ブン投げてくる。あと、渋谷くんが金八先生ばりの名言をいつも連発する(笑)。ていう感じなんですけど、ウラはどんな感じなんですか?

上杉:いや、何も基本変わらないですよ。

柳沢:でも結構、ヴォーカルのぶーやん(渋谷)とドラムの藤原は、毎度毎度LIVEに向けてのルーティーンみたいなのはあるような気がする。まず、渋谷くんはライブハウスでやるときは、必ずリハーサル終わったら絶対いなくなる。

菅野:どこ行ってるの?

柳沢:口癖が「コーヒー飲みたい」なんですけど(笑)。コーヒーを飲みにいなくなるんだよね。

上杉:そう。1人の時間を作るということなんだと思います。

菅野:ああ。集中する時間てことか…。

柳沢:集中の仕方がたぶんそれぞれ違くて。藤原さんは必ず…。

上杉:棒みたいなのを持ってタカタカタカタカやってますね。

柳沢:あと床に寝っ転がって結構…。

上杉:虫みたいになって…(笑)。

菅野:(笑)。どういうこと?!

柳沢:仰向けになって床で念入りにストレッチをしていて…。

上杉:そう。叩かれた虫ような格好をしてストレッチしてますね(笑)。

菅野:ストレッチしてるってことかぁ。

柳沢:そういう意味で言うと、上杉リーダーと僕、柳沢はあんまりそんなに決まったことは…。

上杉:いやいや、柳、一緒にしないで。俺だってちゃんと準備してるんだから。君は何もしてないかもしれないけどさぁ。

柳沢:ちなみにリーダーは何してるの?

上杉:俺はねぇ、結構ベース触ったりして…。あと一番重要なのは30分前くらいに眠くなることなんだよね。一度絶対眠くなって、あくびが止まらなくなるといいLIVEできるんだけど、それが眠くならなくなっちゃうとやばいぞ、いつもと違う、って…。それがたぶん俺のルーティーン。基本、本番直前にモードに入ってリラックスしてるのかわからないけど、「あー眠い」ってなって、そこから10分前くらいにシャキッとスイッチが入って、はい、いきましょー!みたいな…。

菅野:へぇー。

上杉:でも柳だって何かあるんじゃないの?

柳沢:何かあるかな…歯を磨いたりしてる…。

上杉:あぁ!歯は磨いてる。

柳沢:あと、靴、LIVE用の靴がたぶんみんなそれぞれあるんですけど、LIVE用の靴の靴ひもの硬さがすごい気になる。

上杉:それ自分が結んでるのに?

柳沢:そうなんだけど、緊張したり、今日のLIVEいいLIVEにしたいなと思えば思うほど、ちょっと左の方が強すぎるとか…。

上杉:嘘でしょ?!

柳沢:いや、ほんとほんと!俺、結構何度も結び直してて…。そういうのはちょっとあるかもしれないですね。

上杉:性格の悪さが出てますね(笑)

菅野:悪さかな?今の(笑)。

柳沢:まあでも結構バラバラですね。

菅野:そっか。じゃあ本番前はバラバラに過ごして、何分前くらいに集合していくんですか?

柳沢:だいたい10分前、15分前くらいに一旦楽屋に集まって、今日のLIVEのセットリストの流れみたいなものを確認して、また5分くらいちょっとバラける。

菅野:またバラける?!

上杉:ちょっとコーヒー飲んだり、うろちょろしたり…。

柳沢:結構自由な気がしますね、4人とも。

菅野:そこからの本当に直前、何か掛け声とかあるんですか?

上杉:ありますね。4人で円陣を組んで…これは昔からあるんですけど、みんなで「オーケーベイビー ゴーゴーゴー」って言います。

柳沢:いますごいダサいなって思ったよね?

菅野:いま言葉をなくした…(笑)。

柳沢・上杉:(笑)。

柳沢:しかもせめて、「うっしゃー、行こう!(勢いよく)オーケーベイビー!ゴー!ゴー!ゴー!」みたいだったらいいんですけど、もっとヌルヌルーっと…。

菅野:え?!どれくらいのテンション?

上杉:いま実際にやってみると、僕が最初に「オーケーベイビー」って言うと、みんなが「ゴーゴーゴー」って言うんですけど、テンション感でいうと「(静かに)オーケーベイビー」「ゴーゴーゴー」そんな感じです(笑)。

菅野:低っ(笑)。

柳沢:でもこれ何年続いてるんだろう?

上杉:これやんないとLIVEできない感はたぶん4人とも感じてて、どんだけバタバタしてても、そろそろ<ゴーゴー>やろうって。<ゴーゴー>て何だよ!みたいな(笑)。

柳沢:これはほんとねぇ、結構みんな自由に動いているとは言いつつも、じゃあ行くかっていうステージ袖というか、みんな同じベクトル向いてピリっとするわけじゃないですか。ピリっとした瞬間にまず<ゴーゴー>するわけですよ。で、オンステージしますよね。ギターを持つ、ドラムの前に座る、ベースを持つ、それで渋谷が入ってきました…そしたらまたドラムセットの前に集まって、真顔で「オーケーベイビー ゴーゴーゴー」。

菅野:ウソ?!

上杉:2回やるんですよ。

菅野:気づかなかった!

柳沢:背中越しだと、なんか集まって円陣組んでるんだなぁという感じですけど…。

上杉:そう、2ゴーゴー。

菅野:まさか、1回のLIVEにつき2ゴーゴーやってたとは。

柳沢:これやんないと、ジンクスじゃないけど、やんなかったってことが気になっちゃう気がする。

上杉:そう。ゴーゴーができないことに対する不安すら覚える(笑)。

菅野:ゴーゴーどんだけ大事なの?!(笑)。

柳沢:まぁバンドとしてのルーティーンかもしれないですね。唯一の。

上杉:確かにね。

菅野:へぇー。始まりの呪文みたいな…。気づかなかった。これからみんながドラムセットの前に集まってたらゴーゴーやるぞ!って思って見てればいいんだ。

柳沢:かけ声はほんとダサい…。

菅野:いつかマイクを通してやってほしい。

上杉:辛いなぁ、それは。カッコつけちゃうかもしれないなぁ、その時だけ(笑)。

菅野:そうなんだぁ。夏はフェスとかもたくさん出てたと思うんですけど、フェスの時とかって、他のアーティストと交流したりします?

上杉:もちろん。しないタイプでは絶対ないですね。

柳沢:みんなそれぞれ出歩いているような気がしますね。

上杉:出歩いて、飲食できるスペースとかに、先輩なり友達なりがいたら近況報告とかワイワイしてますけどね。

柳沢:僕らフェスっていうものに出られるようになってきたのが本当にここ数年で。ただ12〜3年やっていて色んな人たちと対バンさせていただいたりっていうのがあるんで、仲間がすごく多くて、ようやくこういう所で会えたねっていう喜びみたいなのは今すごいあるんで、もちろん同年代しかり、先輩たちもそうですけど、「やっときたなお前ら」みたいな。そういう感じっていうのは今すごく楽しませていただいてるというか…。

菅野:すごい。いい話。サムライが戦を勝ち抜いてここで会えたみたいなやつですね。

上杉:サムライ好きですよね(笑)。

菅野:好きなんですよ、武士もの(笑)。

柳沢:でもほんとに当たり前じゃないから嬉しいなと…。とあるフェスでもずっと昔からお世話になっていたライブハウスの店長さんもいらっしゃって、その人と終演後に色々と話していて、「今日観てたけど、ステージから見える1番前の柵の1列、あの人数もあの頃お前らライブハウスに人いなかったよね。」という話をしてて、僕らももちろんその景色を覚えているから「今日みたいな日が来るっていうのは、お前らみたいなバンドがこういうところに来るっていうのは、すごくスタッフとしても嬉しいよ。」っていう話をしてもらえて、「乾杯しましょう!」って…。

菅野:うわぁ!いいなあ!

柳沢:そういうのは今すごくありがたいですし…。

上杉:やってて良かった!続けてて良かった!これからももっと頑張る!って気持ちになりますね。

菅野:真っ直ぐやってきたからこその楽しみがあるんだ。色々LIVEをたくさんやってきたと思うんですけど、LIVEで起きたハプニングとかあります?

柳沢・上杉:ハプニング…。

上杉:しいて言えば、柳くんがちょっと体調を崩しまして、一時期LIVEが出来なかったときくらいですかね。

柳沢:2ヶ月くらい…。

菅野:それ大ハプニング。

上杉:機材がどうのこうのは10年以上バンドやってると何回かありますけど、やっぱりメンバー1人いないとこんなに大変なんだとすごい思ったし、色んなギタリストの友達であり先輩であるような方たちがみんな手伝ってくれて、LIVEは1本も飛ばさずに、それでちゃんと(柳沢が)このように帰ってきたんで、とてつもなくバンドは成長した期間だと思いましたけど。

菅野:ほんとBEAVERって、しっかり倒れて…。

柳沢・上杉:(笑)。

菅野:思いきり倒れて、自分の力で人の手を借りず立ち上がって…みたいなのを何回もやって骨強くなっててるみたいなバンドですよね。

柳沢:でも自分が倒れたときもそうですけど、色んな人の手はむしろものすごく借りているバンドだと思って。逆に言うと色んな歴史があり、4人だけになった時もあったけど、4人だけでやればやるほど4人だけじゃ成り立たんっていうことをどんどん実感させていただけることが増えたので、それまで顔をあまり見てこれなかったんだなあってその当時を振り返って実感しましたし、そういうハプニングというか、僕がLIVEをやれなかった時期とかも、助けてくれる人たちが周りにすごくいたから今までSUPER BEAVERをずっと持続というか、さらにそこからあらためてっていうきっかけを与えてくださった人たちもいっぱいいますし、ものすごい色んな人に助けていただきながらここまで来てるっていうのは人一倍感じているバンドのような気がしますね。

菅野:人徳だね。

柳沢・上杉:(笑)。

菅野:人徳だと思う。すごい愛されてるバンドだなという感じがするもんなあ。じゃあ今夜は、SUPER BEAVERの楽曲のなかで、<LIVEで盛り上がる曲>を1曲オンエアしたいと思うんですけど、どの曲にしましょうか?

柳沢:今回の『真ん中のこと』というアルバムに入っている楽曲なんですけれども、みんなで一緒に歌えるところがふんだんに盛り込まれた1曲を聴いていただきたいなと思います。SUPER BEAVERで“贈りもの”。

ARTIST INFORMATION

SUPER BEAVER

2005年結成の東京出身の4人組ロックバンド「SUPER BEAVER」

メジャーデビューから自主レーベル設立まで様々な経験をしつつも、2016年6月1日にリリースしたフルアルバム「27」は、オリコン初登場10位を記録。

タイトル曲「27」は、坂口健太郎・miwa主演の映画「君と100回目の恋」の挿入歌に起用。バンド自体も、「主人公が憧れるバンド」として映画に登場する。

10月11日 初のLIVE DVD『未来の続けかた』をリリース。

Vo.渋谷書き下ろしの小説「都会のラクダ」も付属のDVD+BOOKという珍しい形態でのリリースで話題を呼ぶ。

さらに、10月24日付のオリコン週間音楽DVDチャートでは、1位を獲得。2017年に入り「ROCK IN JAPAN FES」「RIZING SUN ROCK FESTIVAL」「SWEET LOVE SHOWER」等10本以上の夏フェスにも出演。

RELEASE

Mini Album真ん中のこと

真ん中のこと

2017.09.06 Release
[NOiD]

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近年、ライブ動員数は増加傾向にあり2016年は過去最高の4,768万人を記録。ライブやフェスといったリアルの場での音楽体験を求めるユーザーが増えています。本番組では、そんなライブに徹底的にこだわり、あらゆる角度からライブの魅力を紹介していきます。