こやま　：戌年だけに、ワンダフルな1年にしたいなと…。

菅野　　：うわっ、これ絶対何回も言ってるやつだ。決めてきたやつだ。

しばた　：こすり散らしてる（笑）。

菅野　　：もういっか（笑）。じゃあここからはそんな感じでワンダフルにいきましょう！これからヤバTと4週にわたってLIVEをテーマにお話をしていきたいと思うんですけど、まず１週目のテーマは、「初めて観たLIVE」。やっぱみんなの原点どこなのかなっていうところを聞いていこうかなと思うんですけど。まず、もりもとさんから。覚えてます?

もりもと：覚えてますよ。鮮明に。2008年、僕の地元が浜松なんですけど、浜松に来日したアヴリル・ラヴィーン。

菅野　　：初LIVE、アヴリル？

しばた　：渋くない？

こやま　：渋いなあ。

もりもと：ちょうど洋楽を聴き始めた頃でして、LIVEに行ってみたいな、でも外国人やしなかなか観られへんなと…テレビとかネットの向こう側の人だったわけなんですけど、やっぱ来日すると行きたくなるわけじゃないですか。同級生とかもアヴリル聴いたり、ギターとかコピーしやすかったりするんでみんな好きだったんですけど、学園のマドンナも好きで、アヴリルのことが。教えてあげたんですよ、「知ってるか？今度来るんだぜ」って言って。で、その子も「あ、行く！」ってなったんですけど、一緒に行く流れに持っていけなかった。

こやま　：おいおい。

しばた　：切ねぇー。

もりもと：別々でチケット取って…後日楽しかったねっていう話で終わっちゃったんですけど。

しばた　：甘酸っぱいね。

もりもと：そこからですよ。僕の甘酸っぱい人生。

こやま　：そのマドンナが今の…奥さん？

菅野　　：結婚してる？！

もりもと：違いますー。それやったらいい話やけどさあ。

菅野　　：そっか、もりもとさん洋楽少年だったんですね。

もりもと：そう、洋楽少年やったんで、はい。

菅野　　：すごい、１発目のLIVEが外タレっていう。

もりもと：地元で、しかも初日だったんですよね。

菅野　　：へぇー。

もりもと：英語やったんで、何言ってるかほぼわかんなかったんですけど。でも当時のデリック（・ウィブリー）と共演してたんですよ。ステージで。

菅野　　：旦那連れてきてたんだ。

こやま　：すごいな。楽しむ気満々や。

しばた　：せやな。

もりもと：ほんとひとりで（LIVEに）行きました。自分の持ってるなかでいい服を着て、母親に送り迎えしてもらって、中2男子のもりもとがひとりでアヴリル観て…。

こやま　：かわいいな。

菅野　　：初LIVEひとりで行ったんだ！すごいですね。hey hey you you言ってました？

もりもと：hey hey you you言ってましたね。1発目ですよ、たしか。

菅野　　：1発目から飛ばしたLIVEだったんだ！じゃあもりもとさんはアヴリル・ラヴィーン。しばたさん初めて観たLIVEは？

しばた　：初めて観たLIVEがモーニング娘の…。

こやま　：ブレへんなぁ。

菅野　　：ほんとブレてない！

しばた　：モーニング娘。の2001年、大阪城ホールですね。

菅野　　：へぇー。それしばたさん何歳のとき？

しばた　：小学生のときに行った。2001年って何歳？

こやま　：しばた93年生まれやろ？じゃあ8歳、９歳とかちゃう？

しばた　：ですね。

菅野　　：おぉ！だいぶ早いデビュー。

しばた　：お母さんにほんまに絶対生でモーニング娘。が観たい！って駄々をこねて、ようやく行かせてもらえたみたいなやつ。

菅野　　：モー娘。何歳のときから好きなんですか？

しばた　：この頃ですね、ちょうど。2000年とかじゃないですか。

菅野　　：わぁ、歴長い！

しばた　：途中でテレビだけ…モーニング娘。がやってたテレビがあるんですけど、「ハロー！モーニング。」っていう。それをただただ観てるっていう時期もあったんですよ。LIVEとか行かずに。だから私のなかではそこはオタク活動じゃないんで。

菅野　　：（笑）。そうなんだ。初LIVEはどうでした？覚えてます？

しばた　：生で観れたんで、ほんまにはしゃいで…。

こやま　：これセットリスト、LiveFansさんが用意してくれた。

しばた　：なんと、あるんですよ！

こやま　：すごない？2001年のセットリスト見れんねや。

菅野　　：LiveFans、セットリスト見れるんです！

しばた　：1曲目ね、“ミニモニ。じゃんけんぴょん！”。これ、入りヤバいでしょ？！

菅野　　：うわぁ。しかも1曲目、モーニング娘。じゃなっていう。

しばた　：そうなんですよ。最初のほうがプッチモニとか、たんぽぽさんとか。

こやま　：何曲やってんねんな？

しばた　：これね、26（曲）。

もりもと：すごいな！

しばた　：モーニング娘。のLIVEってマジで見応えあって、今もそうなんですけど、やる曲の数がハンパじゃないんですよ。今はそれプラスメドレーとかも入ってるんで、もっとやってるんですよ。

もりもと：MCはどんな感じ？

しばた　：MCもやってる。

こやま　：ウケる？

しばた　：ウケる。

もりもと：ウケんねや！

しばた　：色んな組み合わせが見れるんで、人数が今多くて。だから色んな組み合わせのMCが見れるからどの公演行っても楽しいんですよね。1公演だけ行くとかじゃなくても、2公演、3公演行ってもMCも違うし、パフォーマンスも毎回違うしっていうので…。

菅野　　：すごい！エンターテインメントだぁ。8歳とかで観て、モーニング娘。に入ろう！って思わなかったんですか？

しばた　：ほんまに入りたくて、そのときハロプロ・キッズオーディションっていうのをやってたときがあって、℃-ute、Berryz工房に後になるオーディションがあったんです。私、どうしてもそれ受けたくて、カセットテープでめっちゃ踊って練習してたんですよ。でも、お母さんがそれを見て、「いや、あんた、ブサイクやねんからあきらめえや」って。

菅野　　：えー！

しばた　：「あ、そうか。ブサイクはなられへんねや」ってなって、やめました。

こやま　：切ないなあ。

しばた　：現実を見る系母。

こやま　：夢見させへん系母やなぁ。

しばた　：そうそう。無駄な努力をさせなかった。すごい大事なんですよ。そのおかげで楽器にのめり込むことができたんで、今がある。

こやま　：良かったな。

しばた　：そう、お母さんが止めてくれたから。

菅野　　：すごい！そんな家族のストーリーもあったんだ。ここでモー娘。入ってたら、ヤバTになってなかったかも。良かったってことですよ。じゃあ最後、こやまさんが初めて観たLIVEは？

こやま　：LIVEですか？ウィーン少年合唱団もLIVEに入りますか？

しばた　：それ人によるよね（笑）。

こやま　：結構幼き頃からそういう系は…。

もりもと：ちょっといい家庭感を出してるんですかねえ。

こやま　：音楽一家やから。

しばた　：ピアニストの息子っぽいわぁ（笑）。

菅野　　：そうだ。音楽一家だったら…。

こやま　：ウィーン少年合唱団すごいですよ。アンコール5回くらいやりますからね。

しばた　：めっちゃ盛り上がってるやん、それ（笑）。

こやま　：何回アンコールすんねんって思いながら。

もりもと：セトリ載ってない？

こやま　：載ってない。LiveFansにセトリ載ってない。普通のバンドのLIVEは、ほんまにちゃんと観たのは京都大作戦。

しばた・もりもと・菅野：おー！

こやま　：1年目、2008年ですね。

菅野　　：初年度が台風で中止になっちゃって、次のリベンジの年？

こやま　：そう。実質1年目が2008年で…。

菅野　　：そこもブレてないんです。

こやま　：ブレてないんです。僕、地元が京都府の宇治市というところで、京都大作戦が開催されている場所なんですけれども、当時は僕、中学生のときからずっとマキシマム ザ ホルモンが大好きやって、「うわっ、地元に、あの公園にホルモン来るやん！これは行くわ。絶対行く！ELLEGARDENも来る！10-FEET主催なんや。あんま知らんけど」みたいな感じで行ったんですけど、そのときに観た10-FEETのLIVEがすごすぎて…。

しばた　：というか、すごいよな。そんなに知らんかったのにさ、LIVE観たらハマるってすごいですよね。

こやま　：そう。曲とかもほんまにちょっとしか聴いたことなくて、“RIVER”しか知らんぐらいで行ったのにめっちゃ楽しくて。最初から最後まで。3人だけでこんなすごい楽しいことできんねや、というのですごい感動して今に至ります。

もりもと：いい話やん。ただのいい話。

菅野　　：すごい！その人と今同じ事務所にいるっていう。

こやま　：で、京都大作戦にも出させてもらってるっていう。夢ですね。

菅野　　：ただのいい話。

こやま　：ある意味、僕、モー娘。になったくらいの感動ありますよ。

しばた　：たしかに！そうやね。

菅野　　：ほんと10-FEETのLIVEって観てしまったら最後…好きにならざるを得ない。あんな短い時間でどれだけ泣かして笑わせるんだみたいな。でもその泣かして笑わせるみたいなマインド引き継がれてる感ありますよね。

こやま　：お！そう言っていただけると幸いです。

菅野　　：すごい。みんな結構ブレてなかった。

こやま　：3人とも趣味がブレてない。もう10年以上前の話をしてるけれど。

しばた　：根底にあったんやね、ずっとね。

菅野　　：そこからの今に至ると…。初めて観たLIVEの話をいま聞いてきたんですけど、ここで、そのLIVEのセットリストのなかから1曲しかかけられないんですね。どうします？

しばた　：喧嘩ですね（笑）。

もりもと：じゃあちょっと…。

しばた　：もりもと勝つやん！殴り合いしたら。こやまさんめっちゃ弱いで。

こやま　：でもね、俺、ネットでの攻撃がある。SNS使う攻撃ある。

菅野　　：ネチネチ系のやつ（笑）？

しばた　：じゃあ、じゃんけん？

こやま　：じゃんけんしようか？

全員　　：最初はグー！じゃんけんホイ！

こやま　：勝った！よっしゃー！

菅野　　：一発で決まった！

こやま　：どの曲にしよう？セトリ見てます。じゃあ10-FEETの京都大作戦、1曲目ですごい度肝抜かれたんで、1曲目の曲を。

菅野　　：じゃあ曲紹介をお願いします。

こやま　：はい。京都大作戦2008年、DAY1、10-FEETの1曲目、“VIBES BY VIBES”。

ARTIST INFORMATION

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ヤバイTシャツ屋さん

大阪府在住のこやま(Gt. Vo.)、しばた(Ba. Vo.)、もりもと(Dr.)による3人組自称メロコアバンド。
躍動感溢れるパフォーマンスとストーリー性のある歌詞で50代女性をターゲットに活動中。
そこまでヤバくないです。
2013年10月大学サークル内で結成。
メロコア×一度聴くと忘れられない秀逸なリリックが特徴の楽曲がライブハウス、
SNS上で話題となり数々のオーディションで優勝、イベントでは入場規制を多発させているバンド。