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LIVE MASTERS

Nothing’s Carved In Stone

2018.02 GUESTNothing’s Carved In Stone

テーマ初めて観たLIVE

菅野:菅野結以が@FMからお送りしています『LiveFans』2月のマンスリーゲストは、この方々です!

村松拓・生形真一:こんばんは。

村松:ヴォーカル&ギター、村松です。

生形:Nothing’s Carved In Stoneです。

村松:あ、Nothing’s Carved In Stoneです。

生形:ギター、生形です。

菅野:(笑)。はい、Nothing’s Carved In Stoneのおふたりに来ていただきました。よろしくお願いします。

村松・生形:よろしくお願いします。

菅野:もうおふたりはLiveFans的には色々やってもらっていて、ウブさんはLiveFansのWEB企画の「GuitarFans」のほうの…。

生形:動画ですよね。はい、やりましたね。

菅野:第1回目のギタリストとしてギターについて色々と教えてもらったりとか…。

生形:ジョー(横溝)さんと。

菅野:そうですね。拓さんは中津川THE SOLOR BUDOKANで公開収録を、THE BACK HORNの山田さんと2人でお酒を飲みながら(笑)。熱い話をしましたよね。

村松:何であんな感じになったのか覚えてないですけど…。

菅野:たぶん2人ともわりと酔っ払ってて、普通に呑み屋トークみたいなのをみんなの前でするっていう(笑)。

村松:後日、動画になっていたんで見させてもらったんですけど、ちょっと恥ずかしかったですね(笑)。

菅野:うっかり撮られていたんで。

村松:ありがとうございます。

菅野:ありがとうございます。今回は1ヶ月まるまる掘り下げていこうと思うので、あらためてよろしくお願いします。

村松・生形:よろしくお願いします。

菅野:これから4週にわたってLIVEをテーマにお話していきたいと思うんですけど、Nothing’s Carved In Stoneは結成10周年?!

生形:今年で。

菅野:今年10周年!おめでとうございます。

村松・生形:ありがとうございます。

菅野:ナッシングスの話も10年色々LIVEをやってこられていると思うんで聞きたいんですけど、その前にまずは2人のルーツから聞いていこうかなということで…。

村松:焦らしますね。10年どころではない、さらにもっと前…。

菅野:生い立ちからいこうかなということ、まず1週目のテーマは、「初めて観たLIVE」覚えてます?

生形:たぶん本当に初めて観たのは地元のライブハウスで全然知らない先輩のライブを観に行ったんだけど、でかいLIVEは覚えてますね。

菅野:ちゃんと自分でチケットを買って観に行ったLIVE?

生形:うん。すごいマニアックなんだけど、当時としては。デヴィッド・シルヴィアンとロバート・フリップっていう人が2人でユニット組んで、日本に来たんですよ。アルバム出して。ただ、別に俺は知らなくて、友達に言われるがままに連れて行ってもらったっていう。で、後から知った、ちゃんと。ロバート・フリップは、今、俺大好きだから今となってはもう日本に来るかどうかもわかんないし、すごい貴重なLIVEだったんだけど…。

菅野:すごい2人ですね。

生形:そうそう。当時はそんなことも知らずに観ていたというね。

菅野:へぇー。

村松:すごい時代ですね。

生形:デヴィッド・シルヴィアンって知らない人もいると思うけど、ジャパンというバンドのヴォーカリストだった人で、今はずっとソロでやって、すごいアーティスティックな人。

菅野:アヴァンギャルドで、耽美で、妖艶な感じの…。

生形:うん。カッコイイね、おしゃれなおじさん。

菅野:L’Arc〜en〜Cielのhydeさんとかがすごい影響を受けているってよく言われてる。

村松:あぁ、一発でわかる。なるほど。

生形:ロバート・フリップも有名だからそういうアーティスティックな人として。そんな2人がやってる音楽だから俺は正直と言うと寝てしまいました…途中から(笑)。

菅野:(笑)。ウブさん何歳くらいの時だったんですか?

生形:中学生だったと思う。

菅野:たしかに中学生でこの音楽、寝ちゃうやつだ。

村松:もっと何かね、激しいギターとか…。

生形:そうそう。でも今観てみたい、もう1回。どっかに(映像)あるのかな?YouTubeとかに。探してみよ。

菅野:LIVE中の記憶あります?

生形:俺がビックリしたのは、俺が思ってるLIVEと違って全員着席してて、SEとかもたしかなくて、2人が出てきたら拍手。

菅野:へぇー。

生形:で、今思い出すとベースがね、トニー・レヴィンていう人だったと思う。それは物凄い有名なスティック・ベースの今の(キング・)クリムゾンのメンバーの人、だったはず。

村松・菅野:おぉー!

生形:だから強烈なメンバーだったの。だけど一切覚えてない。

菅野:(笑)。中坊ですもんね。

生形:俺が覚えている限りだと、20分ぐらいの曲があったと思う。

菅野:えぇ?!

生形:10分越えの曲が2曲ぐらいあって、最後の曲が20分ぐらいもうひたすら…。

村松:全部インストなの?

生形:ううん、ヴォーカルはある。デヴィッド・シルヴィアンってヴォーカリストだから。

村松:あぁ、そうか。

生形:でも最後の曲はほぼインストでひたすら1個の音のループ。

村松:へぇー。

生形:今聞いてみよ、俺、帰って。すげぇカッコイイかも。絶対カッコイイわ。

菅野:なんて偏差値の高い…。

村松:中学時代からすごいね。

生形:俺は知らなかったんだよ。

村松:でもいいよね、観てるって。

生形:連れて行ってもらってね。友達がすごい好きでさ。

菅野:そのLIVEを観て影響を受けたりとか、聞く音楽にちょっと変化があったりとかしました?

生形:ないっすね。

村松・菅野:(笑)。

生形:ジャパンとかはその後に聞いたかな…。でもキング・クリムゾンは今大好きだから。一応観たっていう記録はあるから。俺はロバート・フリップを観てるっていうのはありますよ。

村松:観てないから(笑)。

生形:この人誰だろうって思ってたから(笑)。

菅野:(笑)。

生形:ロバート・フリップってしかも絶対座って弾くの。必ず座って弾くから不思議なLIVEだなって思って観てた。

村松:でもすっごいフレーズ弾くんだよね。

生形:そうそう。シーケンス・フレーズね、凄いから。

菅野:すごい音楽体験を早々にしていたんですね。

生形:そうですね。今思うと。

菅野:なるほど。じゃあ拓さんは?

村松:僕も(生形)真一が行ったみたいに、友達のLIVEにいたアマチュアバンドというか…アマチュアではなかったのかな?地元のすごい売れっ子バンドみたいなのがやっぱりライブハウスにいるんですよ。

菅野:はい。

村松:そのLIVEにすごい感動したんですよね。MCっていうバンドなんですけど。

菅野:MC?

村松:MCって、ナッシングスにおいてはちょっと曰く付きで…。

菅野:曰く付き?!

生形:あのね、俺の幼馴染みなんですよ。

菅野:えぇー!なんと。

生形:ギターとベースが。

村松:そう。俺知らなかったんですけど。

菅野:拓さんはそのときは全然知らなかった?!そっか。2人は出会ってないですもんね、まだ。

村松:そう。ただ、僕が行っていた高校が船橋で。

生形:俺と同じ高校なんだよね。

村松:同じ高校なんですよ。

生形:かぶってはないけど。

村松:時期は全然違うんですけど。

菅野:今スタジオ内、千葉県民しかいない。

生形:そうそう。しかも俺ね、隣の中学だしね。

菅野:そうなんですよ。私も船橋出身だから今、ハッ!って思った(笑)。どこのライブハウスですか?

村松:俺たちが行くっていったら大体、本八幡サードステージっていうところで。

菅野:行ってたぁ。

生形:俺もずっとやってたし。

村松:本八幡サードステージに友達が出るからって観に行ったら、そのMCっていう人たちが出てて、もう全然、MCをみんな知らないんだけど、めちゃくちゃLIVEで盛り上がって、みんな飛び跳ねるし、踊るし、手拍子もするし、ワァー!ってなってて、LIVEってすごいんだって。

生形:ちょっとファンキーなバンドだよね?

村松:ファンキーなんですよ。キュッキュッと足首が動くみたいなステップ踏む人たちがいて、みんなすごい明るくて、感動したんですよ。バンドマンってカッコイイんだと思って。というのを覚えてますね。

菅野:それ幾つくらいのときですか?

村松:たぶん15、6だと思うんですよ。高2とか。

菅野:そのときはまだ音楽はやってなかった?

村松:バンドはやってたんですけど、ライブハウスでLIVEをするほどではなかったから、わぁ、すげぇってなった。

生形:ああいうのって衝撃的な体験だよね。地元のライブハウスで盛り上がってるってのが。すごい!って思うんだよね。大抵ガラガラだから(笑)。

村松:そう。対バンしかお客さんいないのが当たり前だから(笑)。楽屋からステージに出ていくか、客席に出ていくかの違いだから、ほんとに。

菅野:(笑)。

生形:ほんとそうだよね。

菅野:そんななかすごい盛り上がってたんだ。

村松:そう。人もすごい入ってたし。

菅野:へぇー。それ観てあっち側行きたいみたいな気持ちになったんですか?

村松:やっぱり目立てると思ったし、お祭りも好きだったし、歌も好きだし、これはLIVEするしかねぇなみたいにはなりましたね。

菅野:おぉ。すごいキッカケ。ウブさんは(MCと)仲良かったんですか?

生形:ギターのやつとはめちゃめちゃ仲良かった。今はそんなに会わないけど、俺が今めちゃくちゃ使っているエフェクターが1個あって、それは実はそいつのなんですよ。

菅野:えぇー!

村松:初耳。

生形:初耳でしょ?!あのFUZZ FACTORYは俺のじゃないの。

菅野:すごい。時を経て繋がってる。

生形:そんなんですよ。ほんと仲良くて。ベースのやつも中学からの同級生。たまたま、ほんとに。

村松:繋がってんなぁ。

菅野:それを村松少年が観てて、感動してたと。

生形:そうですよね。

村松:その後僕も1回対バンさせてもらって。

生形・菅野:へぇー。

村松:そのギターの方とね。MCはもう動いてなくて。

生形:あれだ!

村松:ストライプエフェクトやってるか…。

生形:ドアコックか…。わかんないすよね(笑)。

菅野:(笑)。

村松:でもまさかね。

生形:繋がるとはね、そうだよね。

菅野:その2人が今一緒にバンドやっているっていう。拓さんが観に行っていた本八幡駅、その駅で、5年後くらいに私はティッシュ配ってました(笑)。バイトしてましたよ。

村松:(笑)。思いのほか駅から降りる階段が長い。

菅野:そう。そこでみんなに配ってました。

村松:わぁすげぇ。

菅野:みんな同じところから出てきてる…本八幡アツい(笑)。じゃあ今週はこの初めて観たLIVEのなかから1曲お届けしたいんですけど、どっちかが観たLIVEの1曲しかかけれず…。

生形:必然的に俺になりますね。

菅野:そっか。MCは音源はないんですか?

村松:作ってたと思うんだけど。

生形:ウチにあるかな?って感じですね。

菅野:(笑)。また今度聞かせてもらうってことで。じゃあウブさんの初めて観たLIVEのセットリストから1曲。

生形:デヴィッド・シルヴィアン&ロバート・フリップで、“Jean The Birdman”。

ARTIST INFORMATION

Nothing’s Carved In Stone

2008年 Nothing’s Carved In Stone 始動。
2009年に 1st Album「PARALLEL LIVES」をリリース。

その後、毎年コンスタントにフルアルバムを発表、現在までに8枚のオリジナルアルバムをリリース、自身のツアーの他、各地大型フェス等へ出演。

2014年リリースの 6th Album「Strangers In Heaven」ではオリコンアルバム・ウィークリーチャート10位を記録。
2015年3月、4月、5月「Monthly Live at QUATTRO」敢行。

それまでにバンドが発表した6枚のアルバム収録曲を3公演で全曲披露した。

2016年5月と2017年5月、2年連続で日比谷野外大音楽堂でのワンマンライブを敢行、2017年11月には自身初の海外公演となる台湾・上海にてワンマンライブを行う。
2018年2月、1年2ヶ月ぶりとなる 9th Album「Mirror Ocean」をリリースする。

RELEASE

CDMirror Ocean

Mirror Ocean

2018.2.14 Release
dynamord

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近年、ライブ動員数は増加傾向にあり2016年は過去最高の4,768万人を記録。ライブやフェスといったリアルの場での音楽体験を求めるユーザーが増えています。本番組では、そんなライブに徹底的にこだわり、あらゆる角度からライブの魅力を紹介していきます。