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LIVE MASTERS

Nothing’s Carved In Stone

2018.02 GUESTNothing’s Carved In Stone

テーマ衝撃を受けたライブ

菅野:菅野結以が@FMからお送りしています『LiveFans』2月のマンスリーゲストは、この方々です!

村松:Nothing’s Carved In Stoneのヴォーカル&ギター、村松拓です。

生形:ギター生形です。よろしくお願いします!

菅野:今週もよろしくお願いします。9枚目のアルバム『Mirror Ocean』がまもなくリリースということで、10周年の節目の年にリリースするアルバムなので結構気合いの入った1枚なのかなと、聴いてて…すごい濃いなというか、ベストアルバム感のあるようなアルバムだなぁという感じがしたんですけど、自分たちにとってはどんな1枚になってますか?

村松:濃いよね。

生形:そうだね。作っていく毎に1曲1曲の曲の構成も自然と長くなったよね、最近、曲が。前はだいたい4分15秒だったの。不思議と。

菅野:へぇー!

生形:ほんとにそうなんですよ。

菅野:意図せず?

生形:意図せず。4分前半で終わってたんだけど、最近は5分。

村松:超えてるよね。

菅野:確かに。“Mirror Ocean”は5分15秒。

生形:あ、そこに(尺が)あるんですか?

菅野:はい。今、持ってますんで。

生形:Mythologyは?

菅野:“Mythology”は5分14秒!わぁ!

生形:ほら!だから結構ヴォリュームが上がってるんですよ、たぶん。1曲1曲の。

菅野:それって自分たちの気持ちいい感覚っていうのがバンド内で一緒なんですかね?

生形:最近よく言われるのが、曲が壮大になってきたねって。たぶんその辺も関係してて…そういう曲ってヴォリュームが増えてくるのかなぁとか思うんですけどね。他(の曲)も長いですよね、たぶん。

菅野:そうですね。

村松:たぶんハイテンポな曲がメインじゃなくなってきたから。ミドルテンポぐらいの曲で聴かせて…みたいな。

生形:特に今回多いね。

菅野:それは話し合ってそうなったとかでもなく、自然とですか?

生形:あんまり話し合いは…。テンポ遅い曲3曲くらい立て続けに作ったら、次はちょっと上げめにしようかとか、そのくらいですかね。

菅野:自然とそうなっていったという感じなんですね。アルバムがもうすぐリリースになり、最近大きなニュースも出ましたね。

村松:もうみんな知ってるのかな?

菅野:お知らせしてもらってもいいですか?

村松:10周年アニバーサリーLIVEで、Nothing’s Carved In Stone初の武道館を…日本武道館LIVE決まりました!

菅野:おめでとうございます!

生形・村松:ありがとうございます。

菅野:ついに。めでたい!いつですか?

生形:10月7日です。

菅野:10月7日。じゃあまだちょっと先ではあるけど…。

生形:そうそう。先ですけどね。俺らももちろんそうだけど、周りのスタッフとか、あとはファンの子たちとかがね、やって欲しいです!とかっていうのを言ってて、日比谷の野音でやった時とかもすごいファンの子が喜んでくれて、そういうのっていいなぁって思って。そしたらスタッフが…というか何をどうしたのか分からないですけど、抽選で、ものすごい数の抽選のなかから何故か俺らが当たって…。

村松:たぶん精子が卵子にたどり着くぐらいの確率…。

生形:ほんとね、すごい確率のなかを俺らがくぐり抜けたということで。

村松:じゃあやろうかと。

生形:そうだね。それはやらないわけにはいかないと。

菅野:そういう巡り合わせがあったんですね。念願ではあったんですか?バンドとしては。

村松:あんまり意識するようなタイプのバンドではないから、そんなにメンバーから武道館やろうぜ!っていう声が上がっていたわけじゃないんだけど、でも年々、武道館、でも立ちたいよねっていう気持ちはやっぱりあったんですよね。それでタイミングと色々合致して、やらせてもらえるならっていうね。

菅野:なるほど。10月7日。チケットはもう…?

生形:これが、もうすぐ出るアルバム『Mirror Ocean』の封入で最初の先行らしいです。

菅野:おぉ!じゃあ初回盤を買った人が真っ先に(チケットを)買えるってことですね?

生形:そうです!そういうことです。

菅野:CDと合わせてLP盤も同時リリースということで…。

生形:そう!しかもLPにはCDが入ってます。

菅野:え?!何そのお得な…そんなことあるんですね。

生形:すごいでしょ。もちろんCDのジャケットとかはないんだけど、中にCDも入ってるから、LP買った人はCDも貰えるっていう。

菅野:LP盤の方にはその(武道館)の先行予約は…?

生形:入ってます。

菅野:おぉ!全部網羅してるんだ、LPは。ぜひ手に取ってみてください。ということでお2人とは毎週違った角度からLIVEをテーマにお話してきてるんですが、2週目の今週のテーマは、「今までで1番衝撃・影響を受けたLIVE」。色々LIVEを観られてもいるかなと思うんですけど、どうですかね?ウブさんは…?

生形:俺はやっぱりもう選べなくて、昔から言うと、印象に残ったのはサマソニで観たオアシスとか。マリンスタジアムで。あとは同じ年だったかな?グリーン・デイを(幕張)メッセで観たりとか。そのときのLIVEがすごい印象に残ってて、あとは去年もたくさん観に行って、スティングの武道館も素晴らしかったし、あとクーラ・シェイカーっていうバンドをリキッドルームで観て、そのすぐ後にジミー・イート・ワールドも観たりして、すごい良かったんだけど、中でもこの間、THE YELLOW MONKEYの東京ドームを観に行ったんですよ。(2017年)12月10日の、2日目のほうを。それが素晴らしすぎて。

菅野:へぇー。数々挙げてくれた外タレたちを凌駕する…。

生形:そうそう。そうやって俺はメールを送りました。(イエローモンキーの)吉井さんに。

菅野:そうなんだ!吉井さんの後ろで弾いてらっしゃいますもんね、ウブさん。

生形:ソロのときにやってましたね。今、吉川(晃司)さんも、この間までツアーをやっていて、ギターが俺とEMMAさん(イエローモンキーのギタリスト菊地英昭)だったんですよ。そういう縁もあってEMMAさんがウブちゃん来れば?って言ってくれて観に行かせてもらって、素晴らしかった。バンドマンが観てもすごい夢のあるLIVEだった。

菅野:どんなところが?

生形:イエローモンキーって全員50代で、大先輩だけど、ちゃんとLIVEもバンドで、本当にバンドのLIVEをしてて、「あ、こういうバンドになりたいな」と。10年後にこうありたい俺もって思えたようなLIVEでしたね。規模がどうこうというよりもバンドとして。

菅野:私も大好きなんですけどイエローモンキー。東京ドーム行けなくて、色んな人に自慢されて本当に下唇を噛みちぎりそうになるくらい噛んだ(笑)。復活してから他のLIVEは何回か観に行かせてもらったんですけど、懐かしいだけじゃないですよね。めちゃめちゃ現在進行形というか。

生形:そうそう。ちゃんと今やってるバンドっていう感じがあって素晴らしかった。

菅野:たしかに夢がある。じゃあ拓さんは?

村松:僕は、2002年の、19(歳)か18だと思うんですけど、BRAHMANのLIVEですね。

菅野:おぉ!

村松:渋谷AXで。-hope against hope- tour…『A FORLORN HOPE』っていうセカンドアルバムが出た時のツアーのLIVEに専門学校のときの友達と観に行って。

菅野:BRAHMAN好きだったんですか?

村松:BRAHMAN大好きで。どうやって取ったんだっけな、チケット。当時はCD屋さんとかに並んで、朝方ガラガラって開いたら、チケットください!みたいなのがあったんですよ。

菅野:そうだ!あった!

村松:それで朝方まで並んで、取って、観に行ったんですけど。それまでBRAHMANをちゃんと観たことがなくて、もちろんCDとか超好きで聴いてたんですけど、ビデオも観たことあったんだけど、生でワンマンLIVEを観るのが初めてで…想像どおりでもたぶん俺は感動したんだろうけど、熱量だとか、すごいんだろうなと。攻撃的で暴風雨の中にいるみたいなのを期待して行ったんですよ。そのとおりでもたぶん感動してたんだけど、全然それ以上で、伝わってくるエネルギーとか、お客さんの熱狂とか。もみくちゃで聞いてるのか聞いてないのかわかんないような感じなんですけど、お客さんは(笑)。でもその場でBRAHMANが作り出してる何かにもうみんなが熱狂して。あれが何かすごい(自分の)原点にある気がする。

菅野:へぇー。その後の自分のパフォーマンスとかに影響している部分はあります?

村松:いっぱいありますね。LIVEやるなら、僕あんまりMCをしないほうが好きなんですよ、バンドマンが。今は(BRAHMANの)TOSHI-LOWさん、震災をきっかけにすごい喋ってて、そういう面でもカリスマを発揮してますけど、昔は全然喋んなかった。

生形:一言も喋んなかったよね。

村松:一言も喋んない。たまに他のメンバーがちょっと喋るぐらいだったんだけど、ああいう静と動の空気のLIVEの作り方とか、今でもやっぱ好きですよね。

菅野:拓さんってLIVEでMCあんまりしない?

村松:そんなしなかったんですよ。だけど最近それも必要かなって思うところが出てきて…。

生形:まあでも少ないほうだよね。

村松:少ないですね。なるべく無駄を省いて曲で。うち結構みんな…ひなっち(日向秀和)とかね、ベースで「おはよう」とか言えるんで。

菅野:え?!どういうこと?。

村松:それは冗談ですけど(笑)。

菅野:本当に言えそうだなって思って(笑)、たしかに聞こえそうですね。感情が音で全部表現できちゃうっていう。

村松:そういうほうが良いかなとは思ってるんで、なるべく(MCを)減らして…。

菅野:それは結構TOSHI-LOWイズムが受け継がれている部分もあったりする?

村松:だと思ってます、自分では。MCしなきゃいけないっていう固定観念が僕にもやっぱりあったんで…BRAHMANのLIVEで衝撃を受けるまでは。

菅野:その後、BRAHMANと共演したりとかは?

生形:何回かしてるよね。

村松:うちの「Hand In Hand」っていうイベントにも出てもらって。あのときの金沢のLIVEもすごかったですよね。

生形:すごかった。あと逆もあった。BRAHMANのツアーに呼んでもらったときもすごかったね、高崎。俺ら4人全員(ステージ)袖で見ててね。

村松:あんなことめったにない。

生形:うん。めったにない。すごすぎたLIVEが。袖で見てて、あっという間だった、1時間が。BRAHMAN1時間ぐらいしかLIVEやらないから。すごかったなぁ。

村松:俺ら4人とも目が離せなくなっちゃって。

生形:たいてい3人で見て、1人は準備して、また誰かが帰ってきたら誰かが見て、入れ替えみたいになってたんですけど、そんなことなく全員で見てたね。

村松:ビールとか取りに行けないみたいな。

菅野:へぇー。10代のときに観てた、影響を受けた人と今、対バンとかしてるっていう。

村松:僕はだから、数少ない、あんまりちゃんと口が聞けない先輩の1人ですね。

菅野:いまだにそこはまだ?

村松:あんまり超えていけないですね。もちろん優しいし、すごいフランクなんで。筋も通ってるし、普通にしてれば全然普通にしてくれるんですけど、いけないですね。

菅野:自分の中でヒーロー感がある?

村松:そうそう。

菅野:へぇー。すごいいい話。じゃあ今週も2人が観たLIVEのなかから1曲お届けしたいと思うんですけど、どちらの観たLIVEにします?

生形:今日はじゃあBRAHMANいきますか。

村松:熱く語りすぎたんで、いかせてください。

菅野:そうですね、折角だから。BRAHMANの当時のセットリストがあるんですよね、この日のが。

村松:その衝撃の曲、僕、1曲目だと思ってたんですけど、5曲目にやってるんです。

生形:そのくらいよく分かんなくなっちゃってる(笑)。

村松:1曲目だと思っていた曲を…。

菅野:じゃあ曲紹介をお願いします。

村松:BRAHMANで“BASIS”。

生形真一 の「衝撃を受けたライブ」

THE YELLOW MONKEY SUPER BIG EGG 2017

THE YELLOW MONKEY SUPER BIG EGG 2017

2017/12/10 (日) 17:00 開演 @ 東京ドーム (東京都)
[出演者]THE YELLOW MONKEY

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村松拓 の「衝撃を受けたライブ」

Hope Against Hope

Hope Against Hope

2002/01/18 (金) @ SHIBUYA-AX (東京都)
[出演者]BRAHMAN

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Setlist

  1. 1.Z
  2. 2.GOIN’ DOWN
  3. 3.SHADOW PLAY
  4. 4.BED SPACE REQUIEM
  5. 5.BASIS
  6. 6.PLASTIC SMILE
  7. 7.NEW SENTIMENT
  1. 8.ARRIVAL TIME
  2. 9.DEEP
  3. 10.LAST WAR
  4. 11.BOX
  5. 12.BEYOND THE MOUNTAIN
  6. 13.SEE OFF
  7. 14.FOR ONE’S LIFE

Encore 1

  1. 1.Let’s Get Another Place
  1. 2.THERE’S NO SHORTER WAY IN THIS LIFE

Encore 2

  1. 1.ANSWER FOR...

ARTIST INFORMATION

Nothing’s Carved In Stone

2008年 Nothing’s Carved In Stone 始動。
2009年に 1st Album「PARALLEL LIVES」をリリース。

その後、毎年コンスタントにフルアルバムを発表、現在までに8枚のオリジナルアルバムをリリース、自身のツアーの他、各地大型フェス等へ出演。

2014年リリースの 6th Album「Strangers In Heaven」ではオリコンアルバム・ウィークリーチャート10位を記録。
2015年3月、4月、5月「Monthly Live at QUATTRO」敢行。

それまでにバンドが発表した6枚のアルバム収録曲を3公演で全曲披露した。

2016年5月と2017年5月、2年連続で日比谷野外大音楽堂でのワンマンライブを敢行、2017年11月には自身初の海外公演となる台湾・上海にてワンマンライブを行う。
2018年2月、1年2ヶ月ぶりとなる 9th Album「Mirror Ocean」をリリースする。

RELEASE

CDMirror Ocean

Mirror Ocean

2018.2.14 Release
dynamord

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近年、ライブ動員数は増加傾向にあり2016年は過去最高の4,768万人を記録。ライブやフェスといったリアルの場での音楽体験を求めるユーザーが増えています。本番組では、そんなライブに徹底的にこだわり、あらゆる角度からライブの魅力を紹介していきます。