小田和正

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クリスマスの約束…きっと君は来ない

2001/12/05 (水) @ 東京ベイNKホール(千葉県)

まち河石さん

TV露出は、オフコース時代含めて殆どない小田さんが特番に出る・・?!告知を見て驚き、自分はTV観覧の経験もほぼないし、どうやらクリスマスのようだし、場所はTDL近いし、これは参加するしかない!と友人たちと応募、無事当選。そのときは、これがどれだけ貴重なことか、そしてこの後20年にわたり毎年末たくさんの人たちに望まれる番組になるとは、全く思うこともなく、ただ期待にわくわくしながら、折から積雪もあるほどの寒さで震えつつ、開場を待ちわびていた。 見慣れないニットキャップ、笑顔なんだけどLIVEと異なる緊張感とともに額に汗して一生懸命喋る小田さん、今思えば初々しさすらあった気がする。自分たちも番組映りの対応をスタッフから指導されるなど、ステージ上も客席も「手探り感」がにじんでいた、新鮮で記念すべきTBS音楽特番「クリスマスの約束」初回の現場だった。 今日は誰も来ません、と小田さんが冒頭で告げて上がった声は、小田さんが気にしたような不興ではなくて、驚きだったと思う。ファンである自分たちからすれば、小田さんのオファーを断る人がいるなんて想定外だから。 それでも演奏してみればバンドの方々もばっちり。Bassが初めて見る方で、ノリノリで気持ちいいビートだったのだが、あとで元プリズムの名手と知って納得。 入場前に、一人または二人一組で所定のポーズでグリーンバックで撮影。あらかじめ上衣は白でと指定があったのだが、それはこのためだったかとそのとき悟った。番組放映時、その後3回くらいまでアバンタイトルCG素材になっており、友人と自分をすぐ見つけて、きゃあきゃあ騒いだ思い出がある。 撮影した人から順に廊下で整列して待機。太いケーブルが廊下のそこかしこに走り、「撮影現場」のリアルを実感した。 席は指定席ではなく、スタッフ指示での振り分けだったので、座る場所は運次第だったが、友人と自分は前から数列目の中央寄りの好位置だったのは幸いだった。 観客席は平場のみ、不使用の二階席には疲労困憊の様子のスタッフが見えて、制作の苦労がしのばれた。 客席最後方に設えた巨大パネルがステージに向けて歌詞を出していたが、撮影中に不具合が起きて結構長い間中断。そんなこんなで収録が押して、終盤あたりの客席は我慢比べ状態に。スタッフが終電都合での退出を許可し、カメラフレーム内に写る空席は前詰めにして埋めていたと思う。収録はのべ5時間くらいはあったか。しかし放映は二時間足らず。TV番組をつくるって大変なのだなと思った。 ついでに入場待ちの時のこと。 長い長い開場待ちのとき、目の前の会場の窓から軽装のきれいな女の子たちがこちらを見下ろしていて、スタッフさんかな暖かそうでいいな・・などと、積雪のあるなか寒さしのぎで足踏みしながら羨ましく見上げていたが、彼女たちの役割を、会場に進んでから悟った。セットされたピアノを囲むようにあった空席に、自分たちのような「一般人」でないと一目で分かる整った女子たちが着席していく。TVは画面(えづら)が重要なのだ、と、自分が来たのが普通のLIVEではないことを改めて実感した一幕だった。

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