角松敏生 のライブレビュー (69件)

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TOSHIKI KADOMATSU Performance 2025 "C.U.M" vol.3 ~Forgotten Shores~

2025/05/02 (金) 18:30開演 @ TACHIKAWA STAGE GARDEN(東京都)

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角松敏生さんの2025年初夏のコンサートツアー、初日の立川ステージガーデンに行ってきました。 連休の谷間の平日、金曜日ということで会場は満員にはなりにくい状況でしたが、ライブ内容は、新譜「Forgotten shores」発売直後の高まった期待に見事こたえるものとなり、あいにくの大雨を越えて集まった客席の盛り上がりはひとしおでした。 おおむね、夏の海辺をテーマに構成された今回の選曲。 海へと誘うような気持ちを盛り上げる三曲ほどの後には、一転、都会の夜の輝きを思わせる華やかな踊れるナンバーが三曲ほど続き、バンドメンバーの卓越したソロプレイもそれぞれに堪能できました。テンションのあがったところで、ミディアムテンポの新曲「Beach road」をはさんで、しっとりと聞く「浜辺」の情景を描いたバラード三部作。余韻たっぷりに味わえました。 前半から後編への橋渡しには、趣向をこらしたバー仕立てのトークコーナー。 今ツアーでは、がんばる女性たちにエナジードリンクを提供するバーという設定で、バックボーカルの麻里ちゃん亜季緒ちゃんお二人にマスター(角松さん)が何やら解説付きで元気の出る効能のドリンクを勧めます。このバックボーカル二人の(とバンドメンバーの森さん、鈴木さんが支える)ユニット、まりあっきのCDが近々出る、ということでの一曲のオリジナルお披露目タイムもありました。 ステージ後半は、タイトルチューン「Forgotten shores」から、客席のマイライトが定着しつつある「Turn on your lights」。今回から二色目のピンクのライトが登場して、客席からの光に温かみが添えられました。つづいて最近の人気曲「Paradise in your eyes」の後は、新作旧作を取り混ぜて夏へ向かう気持ちの高まっていくような流れでした。 アンコールに該当する、「TSUYUAKE」から「WAになっておどろう」への会場の熱気あふれる流れは、今回の選曲の良さを誰もが特に楽しめる時間だったのではないでしょうか。そして紙飛行機が飛び交う時間とバラードでしめくくる時間。 心を、これからむかう夏に染め上げられるような、今年は特に、この時期にふさわしい内容のライブだとおもいます。 これから7月まで全国12箇所で13公演があるので、この夏の準備におすすめです(^^)/

角松敏生さんのインストゥルメンタル曲のツアー、首都圏の会場は、この3月末をもって休館するという50年の歴史をもった神奈川県民ホール(通称・カナケン)。 あいにく当日は、温かくなりはじめると不安定になってしまう春先の雨だったけれど、チケットは完売、3階までの約2500席が満員でした。終演のころには、週途中の平日ということを、皆がうっかり忘れてしまいそうな、特別な盛況ぶりだったと思います。 冒頭から6~7曲ほど連続で、怒涛のような勢いの構成。待ちかねたように立って踊る人も少なくない客席。今回は歌声ではなく、角松さん渾身のギターの音色に導かれ、引きこまれます。 インストは、聞く側としては集中して旋律に耳を傾けていると、楽器それぞれのパートを同じような比重で味わえるのも楽しいところ。各メンバーの鮮やかな演奏をじっくり聞ける、ソロの受け渡し部分などもまた秀逸でした。カッコいい音をふんだんに浴びる二時間半、堪能させていただきました。 角松さん御本人はレコーディング中の過密スケジュールで今日は万全のコンディションではないと言っていたものの、ホール全体を沸かせるだけの迫力はじゅうぶん。客席側も、歌ものを期待しすぎるわけでもなく(笑)インスト曲をメインに、熱く楽しむ人たちでいっぱいだったようです。 トークでは、たとえば、「飛翔」を作ったきっかけになった、昔の印象深い女性のエピソードも聞けました。旧作からは他に2曲※(合計3曲)が今ならではのアレンジで演奏され、客席でも誰もが若いころに見た夢を、今までの時間を通して思いうかべなおすかのような瞬間もあったのではないでしょうか(客席にはきっと、いま若いひとも若干いらしたかもしれないですが(^^;))。 翻って現在の、「年をとると、無駄な事ができなくなります」(いろいろと限られてきてやるべきことが見えてくる)という何とも深い含みのある気づきも語られました。これもまた客席でそれぞれが思うところのある内容だったかもしれませんね。 最後のほうに、角松さんからも神奈川県民ホールの終幕に思いを馳せるような深いお辞儀がひと呼吸ぶんくらいあり、そして公演終了後の会場アナウンスに付け加えられた「そして 神奈川県民ホール、ありがとうございました」の一節には、退場しかけた客席からも多くのひとがハッと振り返るような拍手が起こっていました。 様々な感動と感慨をいっぱい与えてくれた横浜の、思い出深い一夜になりました。角松さんにもバンドの皆さまにも、そして会場の神奈川県民ホールにも感謝もうしあげます。ありがとうございました。 ※追記:旧作からの今回公演インスト曲は、セットリストをご覧になると判ると思いますが、全体ではもっと多く数えると4曲くらい増えて7~8曲ありました。ここではちょっとマニアック(笑)に「今回特に準備された新アレンジ旧作」に着目した表現になっています。

TOSHIKI KADOMATSU Performance 2025 C.U.M Vol. 2 Instrumental Tour "Tiny Scandal"

2025/03/01 (土) 17:30開演 @ 福岡国際会議場 メインホール(福岡県)

角松敏生さんのインストゥルメンタルツアー、福岡の初日公演に行ってきました。 初日はおそらく設営にも苦慮されるのでしょう。開演予定17:30を8分ほど遅れて開始、終演は20:00ごろ(20:00すぎ?)でした。 今回は ギタリスト角松敏生、としての、インストゥルメンタル曲のアルバム「Tiny Scandal」発売を記念して決まった、福岡以外は東京(神奈川)、大阪の三か所の限定的なツアー。 2時間半ほどの間には、新しいアルバムのインストゥルメンタル曲中心に旧来のインストゥルメンタル曲も交え、終盤の4~5曲は、角松さんのボーカルも徐々に登場。歌ものも聴かせてくれました。 いずれも夏の眩しい光を早々と予感させる、明るさのある選曲だったかなと思います。 トークはこのツアーでは少なめということでしたが、角松さんにとって「ギターは僕の(音楽の、人生の)原点」といった話も聞けました。 以下私なりの、歌のない音楽の楽しみかた?ですが、最初に5~6曲連続で奏でられる曲が醸し出す、インストゥルメンタルの世界観に引きこまれると、バンドのそれぞれの楽器がそれぞれに冴えたインパクトを与え合っていることも味わいやすく、楽しみな部分が深くなってきます。(歌があると、聴く側としては、どうしても自然に人の声や言葉に意識が行きやすいので、今回は敢えてそれを目隠しし抑えめにしてみる感じでしょうかね) ライブならではのアレンジに新鮮さを感じ、スリリングな音の響きあいに、この場を共有している喜びが感じられるかのようでした。客席にも静かな熱気のある時間でした。 ちなみに、会場の福岡国際会議場はコンサート以外の目的にも使われる、やや横広の配席の1000人規模のホール。初夏5月から始まる、角松さんの次の新譜のツアーでは、7月の、新しい福岡市民会館での公演が千穐楽にもなるそうなので、「この倍の客席(2000人ほど)をぜひいっぱいにしたいです」と抱負を語り、客席からも多数の拍手が起きていました。 ※角松コンサート常連?のかたがたへ: 今回、紙飛行機は無しです。ライトは、該当曲はなしですが、客席でちらほら点けているかた、いらっしゃいました。

TOSHIKI KADOMATSU Special 独演会 "THE MC"Ⅺ

2025/02/02 (日) 18:30開演 @ 品川インターシティホール(東京都)

まず、説明しておくと、「独演会」という、このイベントは角松敏生さんのファンクラブ限定イベントです。入会しないと、まずチケットを買うことができず、入場時もFCの会員証や本人身分証の確認があります. 参加してみたいかたは入会を検討しましょう(^^)/。 基本的に角松さんの音楽作品や人柄までを理解した、角松さんを好きなひとたちだけが集まっている会ですので、その場の全員数百人が満足してあたたかく角松さんを応援する、その場ならでは、あるいはその場だけの話として、基本そんなには内容の記録をしない、あんまり口外しない、お互いにリラックスした安心できる雰囲気が特徴の場かな、とは思っています。またそういう前提で実施されていることが暗黙の了解な気がします。初めて参加されるかたはそこを楽しみにしつつ、同時に気をつけておいたほうがいいと思います。あくまでもいちファンにすぎない私の意見にすぎないかもしれませんが、ご注意ください。 またタイミング的には、これから初夏に発売予定の、新譜制作に取り組む角松さんを元気づける壮行会みたいな位置づけ、ともいえるかもしれません。 東京の独演会、夜の部拝聴しました。 角松さんは昼の部の公演後でお疲れだったかもしれませんが、お元気な姿を見れて嬉しかったです。トークはますますヒミツ度(笑)が濃く、人間らしさっていうかみんなで年をとってる親しみを感じました、今日のライブもとても良かったです。まだタイトルが決まってない新曲も、案募集?(笑)状態で聴かせてくださり、ありがとうございました。聞き手によってイメージも感想もさまざまだとは思いますが、私としては、初夏5月6月の陽射しの強くなる変わりめを感じるような日、もう一歩を踏み出すことを促すような明るい曲、って感じがしました。 いろいろ大変そうでしたが、ちょっとご自分もいたわりつつ、がんばっていただきたいです

TOSHIKI KADOMATSU Plays The Guitar 6 "C.U.M Vol.1 EXTRA TOUR @ Billboard Live"

2024/10/25 (金) 18:00開演 @ Billboard Live TOKYO(東京都)

横浜から始まり大阪をまわって戻ってきた、角松敏生さんの公演をビルボード東京に聴きに行ってきました。 「こなれた」とは噂でうかがっておりましたが、熟練のバンドメンバー皆さまのこと予想されたこととはいえ、予想以上にかっこいい演奏全開でした。 25日1stの様子や感想です (今回はあまり客観的な情報がない書き方ですが、流れ的にはほぼネタバレです。以下ご注意ください)。 今回は、入場後、そのままの流れでインストナンバーが三曲つづく構成。 Summer scenery、Flowing shiny hair、 Midtown 、、、が、この「東京ミッドタウン」で聞けるのは、ご当地サービスかな。 Evening Skylineはライブでは初登場の曲ということ。前3曲に比べてコーラスが加わると華やかさがあります。 続いて「Magic hour」からの歌ものへのコーナーが Wake up to the loveから始まる。 この曲の都会的な感じは、六本木のビルボードで聞くのに、いかにも相応しい。 客席のテンションも上がりだしたかのようで Power of Nightfallが来れば、音だけでなく、店内を巡るようにてらす照明も華やか。 客席も控えめながらも上体はリズムを取り出すようだった。 そしてTurn on your lights で窓を覆っていたカーテンが開き、幾つかの青いライトも(持参したひとは)ともり始める。 ときめきを増す、Paradise in your eyes, Magic hour と続く。 六本木の現在形の夜景をガラス越しに、暗い空にも抜けていきそうな、それぞれに冴えた音。素晴らしい。 ここで一旦ステージは終了し、退場。もちろんほどなくアンコールの手拍子でお呼び出し。 Sea Line 元祖ともいえるインストナンバーに再び聴き惚れるような演奏。 この日のデュエットナンバーは、亜季緒ちゃんとの、I'm gonna dance to break out of lonliness  ハロウィン仕様!ということでいっそう妖艶で陽気な感じが良かった。 最後に、アルバムタイトルナンバーの、Tiny scandal イメージされたのは、憂い、溶けるような色気、切なさ、哀しみ、でもそれらを受けとめている感じ。 なんだかこの日は前に聞いた初日(横浜)のときよりも、私には甘く聞こえたような、、。 サックスのソロを聴いて、なんとなく勇気も感じ、私としては、なんか(失敗しても)また明日もがんばろうかな、みたいな気持ちになったり。 この日も素敵な演奏をありがとうございました。 そしてメニュー違いの聴ける2ndでは、インスト部分と、歌もの部分も組み換えがあり、合わせて味わうといっそう満足感の増す構成でした。

TOSHIKI KADOMATSU Plays The Guitar 6 "C.U.M Vol.1 EXTRA TOUR @ Billboard Live"

2024/10/11 (金) 21:00開演 @ Billboard Live YOKOHAMA(神奈川県)

ビルボードライブ横浜の公演。初日通しで行ってまいりました。まず、(幾層かになっているビルボード東京に比べると)空間がひとまとまりで、なんだか同じ音楽や時間を共有してる感覚がより強い会場だとおもいました。 ツアーとしては、まだ始まったばかりですし、今回は新譜新曲のお披露目というフレッシュさを大事にしている機会でもありますので、いろいろネタバレしない程度に、全体の雰囲気のことを中心にご報告します。 1stはすこしウォーミングアップ的なところもあったけど、それはそれで貴重なライブならではのこと。思いがけないハプニングを乗り越えて、バンドの皆さま、おつかれさまでございました。2ndはそれも復旧して、もっと広い会場で聴いても遜色のない素敵な熱演を、濃密な環境で楽しめる機会でした。1st 2ndと通しで拝聴した私としては、大満足。楽器の音色により集中して聴くぶん、演者さまたちの絶妙なフレーズの受け渡し具合、重なり具合をより深く鑑賞でき、新しいメロディを探り辿りながらも、楽しい時間だったと思います。後半は今年出たアルバム「Magic Hour」からの歌ものも聴けます。 これから回を重ねるごとに練り、熟成されていくというライブならではの変化も期待できそうです。私としては(来週の大阪公演の週をはさんで)二週間後にまた、東京で聴けるときが楽しみです。 この秋の今回の企画は、同じ日の1stと2ndを続けて聴くと、1)12月中旬くらいまでには出る予定というインストの新アルバムに収録予定の全曲8つぶんが聴ける、あと、2)ほどよくシャキッと新鮮な1stと ほどよく酔っ払って(笑)こなれた客席の2ndとの ライブハウスならではの感じの違いも体感できます。楽しみかたも倍増する同日両公演予約がおすすめです。 そういえば、今回の「持ち物」ですが、「Turn on your lights」があるかもしれないので、スターリングライトをお持ちのかたは持って行かれたほうが良いかと。初日は点けるタイミングがありました。(ちなみに、今回は、紙飛行機は飛ばなさそうです)

TOSHIKI KADOMATSU Live in KARUIZAWA 2024 "with Bipod & Strings"

2024/07/14 (日) 16:30開演 @ 軽井沢大賀ホール(長野県)

ゲストさん

軽井沢大賀ホールで夏に開催されることが恒例となっている、角松敏生のライブに行った(私としては軽井沢ライブは初)。軽井沢でのライブは特に鍵盤奏者との企画で、今年は友成好宏と森俊之の2人(Bipod)に、弦楽器奏者の藤堂昌彦(ヴァイオリン)稲本有彩(チェロ)を加えての編成。 大賀ホールじたいがクラシック向けの優れた響きで定評のある場所とは聞いていたが、じっさい、無理をしない視界でちょうど見渡せる範囲の小ぶりのホールで、着席してみると、弦の響きや声の響きがとてもよく空間に馴染み、心地よく伝わってくるような気がした。天井からの照明も美しい。 絞られた編成での角松氏の楽曲を聴くと、あらためて、彼の声の響きの美しさや、つづられる歌詞の味わい深さ、それぞれに持ち味の違う友成氏、森氏、二人の奏者による、ピアノの音の繊細な響きや弾力あるリズム、重なりあい繋がりあいの感じなど、じっくり楽しむことができる。また、そこに弦楽器の優美でなめらかな音がさりげなく加わり、ふんわりとした空気感もある。曲によっては角松氏のアコギも登場する。 美しい響きと、軽妙なトークに耳を傾け、繋がっていき醸しだされる曲のイメージを、心に溶け込んでくるまま追っていると、いつの間にかコンサートも佳境に達する。この企画では定番曲とされる「氷の妖精」「リカー!!」のあたりからは手拍子も力強く、客席側の青いライトも点りだしていた。最後にはいつもながらの紙飛行機も飛ばさせてもらって、ひとときの夏のお祭り気分(笑)もあり。なんだかすぐに2時間半近くが経ち、アンコールでは角松氏が切々と歌い上げる「君にあげる」を胸に刻む気持ちで聴く。 すこし足を伸ばさないと味わえない、特別な場所での特別な時間だが、充足感のある貴重なライブだった。

TOSHIKI KADOMATSU Performance 2024 "C.U.M" vol. 1

2024/06/23 (日) 17:30開演 @ フェスティバルホール(大阪府)

ゲストさん

フェスティバルホールに参加。2階席のほぼ前列でしたがむしろ2階席の方がステージや会場全体を見渡せ、ライティングワークなんかも俯瞰出来て迫力を感じました。2700人(3階席まであり)のキャパはほぼ満席でアンコールの「TAKE YOU TO THE SKY HIGH」の紙ヒコーキの乱舞は2階席から真下を見ると壮観! 「Lost My Heart In The Dark」「I CAN'T STOP THE NIGHT」はLIVEであまり聴いた事はないけど、角松Grooveは健在!80年代バラードの名曲「I'LL NEVER LET YOU GO」と「RAMP IN」はかなりレアじゃないのかな?自身LIVEで聴いたのは初めてで涙腺ものでした。 特に「RAMP IN」は1985年に起きた日航ジャンボ墜落事故の犠牲者へ向けて作られた鎮魂歌の側面もあり、 この曲をまさかLIVEで聴けるとは…キーボードラインの美しさ哀しさを含め色んな意味で感動し感慨深かったです。 「桃色の雲」「SHIBUYA」でGroove炸裂!「Tokyo Tower」も健在でした。 ステージ奥にスクリーンを設置し都会の夜景の映像と連動させた演出はとてもお洒落で美しかったです。 再アンコールの「君にあげる」は新作アルバムの中の曲だが60代に入った角松さんだからこその詞の世界観。 (90年代の名曲「ALL IS VANITY」を更に成熟させた様な詞の世界観) この曲をラストに持ってきた所に彼のこれからの音楽活動にある種の覚悟を感じた。 若い観客も結構いてなんだか嬉しく感じた。

TOSHIKI KADOMATSU Performance 2024 "C.U.M" vol. 1

2024/06/15 (土) 16:30開演 @ TOKYO DOME CITY HALL(東京都)

ゲストさん

全部で16本あるツアー行程も、約三分の二をまわり終えて、東京ドームシティホール(以下TDCH)での二日間。特に6月15日の二日目は土曜日の夜ということもあってか、満員御礼とのこと。追加席も急遽販売されていた。 東京での見どころ聴きどころは、山本真央樹と伊吹文裕のツインドラム。それぞれの叩き手の個性も連携プレイも素晴らしかった。あと、本ツアーから客席でも手元で青い光を灯すという演出が加わった新曲「Turn on your lights ~May your dreams come true」を角松とのデュエットバージョンで、(先週の守山、富山から披露していたが)東京では女声パートを吉沢梨絵が、熱唱してくれた。伸びやかで凛とした高音が角松のパートと重なることで、一段と広く多くの人への想いが感じられる美しい楽曲になっていた。 TDCHというホールの構造は少し変わっていて、バルコニー席でも意外と(他の標準的な設計のホールに比べれば)舞台への距離を短く感じることができる。一般でチケットを購入してもわりと好い条件で楽しめるかもしれない。 実は連続ものの話になっているらしいというオープニングアクトの筋書きも佳境を迎えた展開で熱が入っている。寸劇ではあるが本格派俳優がゲスト出演していた。また、ツアータイトル Contemporary Urban Music や新グッズのこと、あの場に集った世代的にか健康の話題などについても語る、角松のトークも弾み、「客席もステージもお互い元気でいましょうね、また二年後のアリーナもよろしくね」という感じの、3時間の充実した時間となった。 映像記録としての予定は明らかにされていないが、特に2日目は何も残っていないのが勿体ないような最良な盛り上がりのライブのひとつだったように思う。(参加した皆さまの心の中には、きっとこの夜の気持ちが残っているかもしれませんね)

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