第1回
2010年代のライブシーンを振り返る!ライブ出演数ランキング10年史
2020/01/22
このたびはLiveFans「まいしろのデータで読み解くライブシーン」をお読みいただきありがとうございます。
本コラムは、ライブ・セットリスト情報サービス LiveFansに眠るたくさんの埋もれた音楽データを掘り起こし、なんとなく学んだような気持ちになれる分析結果に変えてお届けするという非常に良心的な企画です! どうぞよろしくお願いします。
というわけで、記念すべき第1回のテーマは「2010年代のライブシーンを振り返る!ライブ出演数ランキング10年史」!
たくさんのアーティストがデビューし、休止し、再結成し、また再休止していったこの10年間ですが、そんな輝かしい2010年代で最もライブをしたアーティストは誰なのでしょうか?
今回は、以下の条件をもとに、各年ごとのトップアーティストを見ていきたいと思います。
<調査対象>
・2010年から2019年に国内で行われたワンマン開催公演
・ドーム、スタジアム、アリーナなど、1万人以上のキャパシティを持つ大規模会場での公演
・音楽ライブを中心とし、ミュージカル・演劇などは除外
※LiveFansに登録されている公演情報を対象としたもので、実際に行われたライブ数とは異なる場合があります。
では、まずは2010年代、最もライブをしたアーティストの移り変わりを早送りで見てみましょう!
「どれだけ下がっても不死鳥のように舞い戻ってくるゆず」「小田和正と白熱した攻防を繰り広げる乃木坂46」「一瞬だけ現れるBUMP OF CHICKEN」など、気になるところは人それぞれかもしれませんが、あまりにも時代の流れが早すぎてついていけないという方のために、ここからは各年について詳細なランキングをご紹介!
各年のトップアーティストが、その年に最もライブで演奏した曲とともに10年を振り返っていきたいと思います。
まずは2010年代初めの2年のランキングがこちら。
2010年代最初の1位を獲得したのは浜崎あゆみ。あゆは本ランキングで1位を獲得した唯一の女性アーティストでもあり、名実ともに「平成の歌姫」と言えそうです。
そして続く2011年に1位を獲得したのは福山雅治。この年は、比較的ロック系のアーティストが上位にランクインしている年でもあり、なかなか珍しいライブシーンが楽しめた年と言えそうです。
続いて2012年には、嵐やSMAPなど、名だたるジャニーズの先輩をおさえて関ジャニ∞が1位を獲得!
また、この年を境として大規模ライブにK-POPアーティストが増え始め、東方神起・BIGBANG・SHINeeなどがトップ10にランクインするようになってきます。
そして2013年には国民的フォークデュオのゆずが堂々の1位を獲得。最もライブで演奏した曲は彼らの1stシングルでもある『夏色』という結果になりました。
続いて2014年トップは、K-POPアーティスト初の1位となる東方神起。3年連続でのトップ10入りでもあり、2010年代半ばからのK-POPの爆発的な人気がうかがえます。
また、2015年には当時結成26年目のMr.Childrenが1位を獲得。最も演奏した曲は前年2014年にリリースされた35th「足音〜Be Strong」という結果になりました。
また2014年には一度ランキングから姿を消した浜崎あゆみが、2015年では再度復活。楽曲制作に力を入れつつも、大規模ライブをこなし続けていたことがうかがえます。
2010年代もついに後半、そんな2016年のトップはK-POPアーティストのBIGBANG!
大規模ライブを年50回、平均して1週間に1回はドームでライブをしていたという計算になる彼らですが(体力がすごい)これは2010年代でもっとも多い大規模ライブ数ともなっています。
そして続く2017年には、EXILE TRIBEとして初の1位となる三代目J Soul Brothersがランクイン。
この年は上からEXILE TRIBE→ジャニーズグループ→EXILE TRIBE...という一糸乱れぬ攻防が繰り広げられた年でもあり、EXILE TRIBEとジャニーズという日本の人気を二分するグループがライブシーンでせめぎ合った1年と言えそうです。
2010年も終盤となる2018年、トップを飾ったのは東方神起!2014年に次ぐ二度目のトップ獲得となっており、2010年代に二度トップを獲得した唯一のアーティストとなりました。
また、2010年代最後となる2019年、トップを獲得したのは国民的アイドルグループ・嵐。2010年から7回のトップ10入りを果たしたうえで、満を持しての1位獲得となりました。
なお、もっともライブで披露したのは彼らの代表曲でもある18th『Love so sweet』と20th『Happiness』。今年いっぱいで活動休止することを発表しているだけに、2019年にライブに足を運んだファンは多かったことかと思います。
以上、2010年代のライブ出演数ランキング、いかがだったでしょうか?
長かったような短かったような2010年代の10年間。こうして見ていくと、2010年から変わらずトップ入りを果たし続けているアーティストも数多くおり、入れ替わりが激しいように見えても、実は末永くファンに支えられて活動しているアーティストが多いことがわかります。
始まったばかりの2020年代、これからのどんなアーティストがライブを盛り上げてくれるのか次の10年間も楽しみです!
本コラムは、ライブ・セットリスト情報サービス LiveFansに眠るたくさんの埋もれた音楽データを掘り起こし、なんとなく学んだような気持ちになれる分析結果に変えてお届けするという非常に良心的な企画です! どうぞよろしくお願いします。
というわけで、記念すべき第1回のテーマは「2010年代のライブシーンを振り返る!ライブ出演数ランキング10年史」!
たくさんのアーティストがデビューし、休止し、再結成し、また再休止していったこの10年間ですが、そんな輝かしい2010年代で最もライブをしたアーティストは誰なのでしょうか?
今回は、以下の条件をもとに、各年ごとのトップアーティストを見ていきたいと思います。
<調査対象>
・2010年から2019年に国内で行われたワンマン開催公演
・ドーム、スタジアム、アリーナなど、1万人以上のキャパシティを持つ大規模会場での公演
・音楽ライブを中心とし、ミュージカル・演劇などは除外
※LiveFansに登録されている公演情報を対象としたもので、実際に行われたライブ数とは異なる場合があります。
では、まずは2010年代、最もライブをしたアーティストの移り変わりを早送りで見てみましょう!
「どれだけ下がっても不死鳥のように舞い戻ってくるゆず」「小田和正と白熱した攻防を繰り広げる乃木坂46」「一瞬だけ現れるBUMP OF CHICKEN」など、気になるところは人それぞれかもしれませんが、あまりにも時代の流れが早すぎてついていけないという方のために、ここからは各年について詳細なランキングをご紹介!
各年のトップアーティストが、その年に最もライブで演奏した曲とともに10年を振り返っていきたいと思います。
■2010年・2011年
まずは2010年代初めの2年のランキングがこちら。
2010年代最初の1位を獲得したのは浜崎あゆみ。あゆは本ランキングで1位を獲得した唯一の女性アーティストでもあり、名実ともに「平成の歌姫」と言えそうです。
そして続く2011年に1位を獲得したのは福山雅治。この年は、比較的ロック系のアーティストが上位にランクインしている年でもあり、なかなか珍しいライブシーンが楽しめた年と言えそうです。
■2012年・2013年
続いて2012年には、嵐やSMAPなど、名だたるジャニーズの先輩をおさえて関ジャニ∞が1位を獲得!
また、この年を境として大規模ライブにK-POPアーティストが増え始め、東方神起・BIGBANG・SHINeeなどがトップ10にランクインするようになってきます。
そして2013年には国民的フォークデュオのゆずが堂々の1位を獲得。最もライブで演奏した曲は彼らの1stシングルでもある『夏色』という結果になりました。
■2014年・2015年
続いて2014年トップは、K-POPアーティスト初の1位となる東方神起。3年連続でのトップ10入りでもあり、2010年代半ばからのK-POPの爆発的な人気がうかがえます。
また、2015年には当時結成26年目のMr.Childrenが1位を獲得。最も演奏した曲は前年2014年にリリースされた35th「足音〜Be Strong」という結果になりました。
また2014年には一度ランキングから姿を消した浜崎あゆみが、2015年では再度復活。楽曲制作に力を入れつつも、大規模ライブをこなし続けていたことがうかがえます。
■2016年・2017年
2010年代もついに後半、そんな2016年のトップはK-POPアーティストのBIGBANG!
大規模ライブを年50回、平均して1週間に1回はドームでライブをしていたという計算になる彼らですが(体力がすごい)これは2010年代でもっとも多い大規模ライブ数ともなっています。
そして続く2017年には、EXILE TRIBEとして初の1位となる三代目J Soul Brothersがランクイン。
この年は上からEXILE TRIBE→ジャニーズグループ→EXILE TRIBE...という一糸乱れぬ攻防が繰り広げられた年でもあり、EXILE TRIBEとジャニーズという日本の人気を二分するグループがライブシーンでせめぎ合った1年と言えそうです。
■2018年・2019年
2010年も終盤となる2018年、トップを飾ったのは東方神起!2014年に次ぐ二度目のトップ獲得となっており、2010年代に二度トップを獲得した唯一のアーティストとなりました。
また、2010年代最後となる2019年、トップを獲得したのは国民的アイドルグループ・嵐。2010年から7回のトップ10入りを果たしたうえで、満を持しての1位獲得となりました。
なお、もっともライブで披露したのは彼らの代表曲でもある18th『Love so sweet』と20th『Happiness』。今年いっぱいで活動休止することを発表しているだけに、2019年にライブに足を運んだファンは多かったことかと思います。
以上、2010年代のライブ出演数ランキング、いかがだったでしょうか?
長かったような短かったような2010年代の10年間。こうして見ていくと、2010年から変わらずトップ入りを果たし続けているアーティストも数多くおり、入れ替わりが激しいように見えても、実は末永くファンに支えられて活動しているアーティストが多いことがわかります。
始まったばかりの2020年代、これからのどんなアーティストがライブを盛り上げてくれるのか次の10年間も楽しみです!
2020/01/30
2020/01/22