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DATS

2017.07.16DATS

このアーティストを一言で例えるならSNS世代のリアル、奏でます

菅野:ここからのコーナーは「NEXT FANS」。LIVEに定評のあるアーティストであることはもちろん、注目のネクストブレイクアーティストを紹介していきます。

今週紹介するNEXT FANSは…

DATS!
このバンドを一言で例えるなら…SNS世代のリアル、奏でます!

まずどんなバンドかをご説明すると…

2013年に東京にて結成された4人組バンド。

Yikiki Beat、Yogee New Waves、LUCKY TAPESらの同世代のバンドを招いた自主企画イベントのLIVEにも高い評価が集められております。


   1stシングル“Mobiile”はピアノリフが印象的な、先鋭的なダンスビートミュージックになっていてちょっとデジタルな音を奏でているバンドなんですけど…

ちなみにこのバンド名のDATSというのはただ響きが良かったから。前に違う番組でゲストに来てもらったときも無理やりこじつけで色んな意味をその時に考えていましたね(笑)。特に意味はない、響き、らしいです。

それでDATSはどういうバンドかというと…

聴いてもらってわかるようにエレクトロなダンスビート、ダンスミュージックなんですけどLIVEでかなり印象の変わるバンドだと思います。LIVEだとすごく肉体的でフィジカルが強い。デジタルな音なんだけど人間が奏でているというのがわかるというか、ちゃんと本人たちの意志がガンガン詰まっている感じがするんですよね。音だけを聴くとスタイリッシュでおしゃれな雰囲気なんだけど実は本人たちはめちゃめちゃ体育会系で会うとかなり本人たちの印象が変わるなぁというバンドでもありますね。

メンバーのふたり、VocalのMONJOE(杉本亘)君とDrumsの大井君はyahyelというバンドも並行してやっているんですけど、yahyelのほうは結構怒りだったりフラストレーションだったりとかそういうものが根っこにあるバンドでLIVEでもダークなトーンの曲が多いんですけど、DATSはそれと対になっているというか、陰と陽で言えば陽のほうのバンドで、そういう色んなフラストレーションだったりもそれを種にして踊り明かそうぜ!というようなそういう明るいムードを持ったバンドでもあるんですね。なのでそういう2面性もこのふたつのバンド(DATSとyahyel)を見ていくと楽しめていいんじゃないかなと思います。

6月7日にデビューアルバム『Application』をリリースして今年はフジロックにも出演するんですけど、『Application』というアルバムがその名前にもあるとおりデジタルデバイスとかコンテンツについて歌っているものが多くて、曲タイトルも“Netflicks” “Amazon”“Tinnder”とか、自分たちの生活の身の周りで知っている言葉がたくさん出てきて、それについての「これってどうなの?」という問いかけみたいな曲が多いんですけど、それを身をもってもっと知ってもらいたということで、今年DATSがフジロックで、Bassの卓哉君がですね、もう「SNSを捨てよ!」みたいな感じで携帯を置き、ついでになぜか財布まで置き、全部手ぶらで体ひとつでテントに3日間泊まって生活するという、なぜかそういう企画をやっているそうです(笑)。なのでぜひ卓哉君を見つけた方はお酒の一杯でも奢ってあげてほしいなと思います。そんな感じで体張ってやっているバンドだったりもします、実は(笑)。

それでは今週ご紹介した「NEXT FANS」は、DATS。そのデビューアルバム『Application』のなかから1曲お届けしたいと思います。他の曲はデジタルのことについて歌っている曲が多いんですけど、最後の曲だけは人の名前の曲になっています。

DATS“Where Is My Jane”

ARTIST INFORMATION

DATS

杉本亘(ヴォーカル)、伊原卓哉(ベース)、早川知輝(ギター)、大井一彌(ドラム)の4人組。

マスタリング・エンジニアに砂原良徳、リミキサーに杉本と大井が所属するyahyelを迎え、今年3月にリリースされた限定1stシングル『Mobile』は発売日当日に完売する店舗が続出し、大きな話題を集める。

フジロック・フェスティバルを筆頭に各地様々なフェスへの出演も続々と決定し、6月には待望のデビュー・アルバム『Application』をリリース。

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近年、ライブ動員数は増加傾向にあり2016年は過去最高の4,768万人を記録。ライブやフェスといったリアルの場での音楽体験を求めるユーザーが増えています。本番組では、そんなライブに徹底的にこだわり、あらゆる角度からライブの魅力を紹介していきます。