2018.03.11Taiko Super Kicks
菅野 :ここからのコーナーは「NEXT FANS」。LIVEに定評のあるアーティストであることはもちろん、注目のネクストブレイクアーティストを紹介していきます。
今週紹介するNEXT FANSは、Taiko Super Kicks(タイコ・スーパー・キックス)。
東京を中心に活動する4人組バンドtaiko super kicks。 2013年、SoundCloudにアップした音源が話題となりLIVE活動を活性化。さらに2015年のフジロック「ROOKIE A GO-GO」でのステージが話題になります。平穏なサウンドとポエムのような歌詞がとっても心地良いバンドで、ヴォーカルの伊藤さんは今でも詩人になりたい!と思っているほど、詩を愛している人だということです。
そんなTaiko Super Kicks、ヴォーカルの伊藤さん、ドラムのこばやしさんからコメントをいただいております。それでは、よろしくお願いします。
1)人生で一番印象に残っているLIVEは?
伊藤 :初めて野外でLIVEを観たときなんですけど、福岡で「HIGHER GROUND」というフェスがやっていて、BUMP OF CHICKENとかが出るようなすごい人来るみたいなフェスだったんですけど、そこで迷っちゃってちょっと遅れて行ったら、Base Ball BearのLIVEをやってて、何に感動したかはもうわかんないんですけど、たぶん音が大きかったから感動したと思うんですけど(笑)、野外でただこんなに音がデカいことがあるんだって、これがLIVEか!みたいな感じですごく衝撃を受けて泣いたっていう…なんか涙が出てきて、LIVEっていいなあと思いました。
こばやし:初めて観たLIVEが小学校6年生のときに観たaikoさんのLIVEなんですけど、私、神奈川出身なんですけど、神奈川県の茅ヶ崎市にサザンビーチ茅ヶ崎っていうビーチがあるんですけど、そこでaikoさんがフリーLIVEをするっていうのが私の小6の夏にあって、そのとき一緒にaikoさんのことをすごく好きだった友達と「今回を逃したらaiko観られないかもしれない」と思って、夜6時くらいから始まるLIVEだったんですけど午前中に出かけて行ってずーっと待って、その日、雨も降ってて中止になるかもみたいな感じだったんですけど、祈りつつ待って、無事LIVEを観れて…。米粒くらいのaikoさんしか見れなかったんですけど…前日から待ってる人とか泊まりの人とかいて。米粒aikoさんだったんですけど感動しました。
2)Taiko Super KicksのLIVEの裏側を1つ教えてください。
伊藤 :一時期、飲んで(LIVEを)やってる時期があったよね。
こばやし:あぁ、お酒を飲んで…。
伊藤 :そのときはモードに入るってことを履き違えてて(笑)。
こばやし:(笑)。そうですね。お酒を飲んで酔っ払ったらいい感じになるんじゃないかって思ってる時代が…。
伊藤 :ずっと勘違いだったよね、あれは。2年くらい前だっけ?LIVE前にお酒を飲むのは禁止みたいな話になったんですよね。
こばやし:禁止というか、もうやめようということになりましたね。
伊藤 :で、飲んだら罰金2万円ということになって。
こばやし:そう(笑)。飲んでるのを見つかったら2万円っていう…。
伊藤 :今では誰も飲まないね。真面目にやろうっていう感じですよね。誠実にね。
こばやし:そうですね。そういうLIVEをしようと思ってますね。
伊藤 :ですね。これが僕らのLIVEの裏側の1つだと思います。
こばやし:普通のことですけどね(笑)。
伊藤 :当たり前なんだけどね。
セカンドアルバム『Fragment』について
こばやし:『Fragment』という、断片的・かけらといった意味のタイトルなんですけど、これはどうしてこういうタイトルを付けたんでしょうか…。
伊藤 :やっぱり情報が今の社会多いよね。1個のことを調べたら、1つのことを知りたいだけなのにそれの何千倍みたいな情報が出てくる。膨大すぎるっていう。それがすごく良くなかったりするなぁと思っていて、そういうのが生き辛さを生むことがあるなぁと。そういう世界なんだけども、そうじゃないようなものとか、膨大な情報に意識を向けるんじゃないくて、その中の1つ1つみたいな。それこそ断片的なもの、かけらっていうものを大事にしていくっていう、そんなざっくりしたテーマを持って今回のアルバムを作りましたね。わかります?この感じ…(笑)。
こばやし:わかります。毎日起きるのが辛いとか、毎日お風呂入るの面倒くさいとか思っている人に聞いてほしいと思います。
伊藤 :わかる。そういう感じのアルバムですよね。
こばやし:生活のなかに入っていけるようなアルバムになったらいいなと思ってます。そして今は、この『Fragment』のリリースツアー中です。このツアーで先日、台湾の台北にも行ったのですが、まもなく愛知にもお邪魔します。そのLIVEが3月17日(土)名古屋の金山ブラジルコーヒーで、『Fragment』リリースツアーの名古屋篇としてイベントをします。mei eharaさんとテト・ペッテンソンさんとTaiko Super Kicksの3マンでやりますのでぜひいらしてください。
伊藤 :この場所は僕すごく好きな場所で、ここでLIVEやるの?みたいな喫茶店なんですけど…それがいいっていう。
こばやし:楽しみです。そして名古屋の後、福岡・岡山・京都をまわって、3月30日(金)渋谷O-nestでワンマンLIVEがあります。それがリリースツアーのファイナルになります。ぜひ遊びに来てください。
伊藤 :それでは最後にセカンドアルバム『Fragment』から“無縁”という曲を聞いてください。Taiko Super Kicksでした。ありがとうございました。
菅野 :伊藤さん、こばやしさん、ありがとうございました。
2人とも印象に残っているLIVEが案外J-POPだったっていうすごい意外な感じもしますけど。Base Ball BearのLIVE、おっきい音で「これがLIVEか!」って泣いたっていう、さすがに伊藤さん感受性が強い。
詩人になりたいっていうのに私はすごいシンパシーを感じますけど。私は10代のときに事務所入るときに君は何やりたいんだ?って訊かれて「私、詩人になりたいんです」って言ってみんながポカーンとするみたいな(笑)。まだあきらめてないんで。わかりますよ、伊藤さん(笑)。
Taiko Super Kicksはですね、すごく生活に寄り添う曲でありながら、でもそっとその生活から遠いところへ連れ出してくれるようなそんな音楽だなと思っていて、サウンド自体は実はすごく複雑なことを色々とやっているんだけど、でもその耳心地はすごく柔らかで、肌触りがすごく大らかっていうほんと不思議な魅力を持ったバンドだなと思います。あと言葉遣いも独特でこのアルバムのライナーノーツもすごく素敵な言葉が書かれているので、ぜひ気になった方は見てみてほしいなと思います。
このセカンドアルバム『Fragment』現在リリースされております。
そして、3月17日(土)名古屋の金山ブラジルコーヒーでリリースツアーも行われます。伊藤さんお気に入りの場所だということなのでぜひ足を運んでみてください。
Taiko Super Kicks 伊藤さん、こばやしさん、ありがとうございました。
ARTIST INFORMATION
Taiko Super Kicks
伊藤暁里 (vocal,guitar)、樺山太地 (guitar)、大堀晃生 (bass,chorus)、こばやしのぞみ(drums)により結成。東京都内を中心に活動中。
2014年8月、ミニアルバム『霊感』をダウンロード・フィジカル盤ともにリリース。
2015年7月、FUJI ROCKFESTIVAL’15「ROOKIE A GO-GO」に出演。
2015年12月23日、ファーストアルバム『Many Shapes』をリリース。
2017年11月、初のワンマンライブ“KICKS”はソールド、2018年1月20日に渋谷WWWにて自主企画“オープニング・ナイト”を開催する。
そして、2018年2月7日には待望の新作アルバム『Fragment』をリリース、初の台湾公演含むツアーを行う。
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