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2017.09.03odol

このアーティストを一言で例えるなら短編映画的まどろみMUSIC

菅野:ここからのコーナーは「NEXT FANS」。LIVEに定評のあるアーティストであることはもちろん、注目のネクストブレイクアーティストを紹介していきます。

今週紹介するNEXT FANSは…

odol!
このアーティストを一言で例えるならば…短編映画的まどろみMUSIC。
まどろんできたでしょ?いい感じでしょ?この深夜に。

プロフィールをちょっと紹介しますと、odolは東京で結成されたバンド。

2016年に6人体制となり、今年1月海外アーティストTwo Door Cinema Clubの来日公演でオープニングアクトを務めるなど、今期待の日本語ロックバンドです。

そして今日はこのodolのメンバーからコメントも届いています。「人生で一番印象に残っているLIVE」について聞いてきました!

お願いしますー!


ミゾベ:LiveFansをお聞きのみなさん、菅野結以さん、こんばんは。

森山 :こんばんは。

ミゾべ:odolのヴォーカル&ギター、ミゾベリョウです。

森山 :ピアノの森山公稀です。

ミゾべ:この番組はLIVEを愛する人々の為のMUSIC PROGRAMということで、LIVEに関する質問をもらっています。「人生で一番印象に残っているLIVEは何ですか?」

森山 :僕が印象に残っているLIVEは2013年に、egil olsenっていうシンガー・ソングライターがいて、来日して、青山のCAYっていうレストラン・バーみたいなところでコンサートがあったんですけど。2013年って僕が東京に出てきた年なんですけど、それまでLIVEといえば狭いライブハウスで手を挙げる系か、めちゃくちゃデカいところか、もしくはクラシックみたいにみんなが座って聴くみたいな、発表会とかね。そういう感じだったんですけど、20歳になり、レストラン・バーみたいなところで…。

ミゾべ:ちょっと大人になってね…。

森山 :そう(笑)。お酒とか飲みながら、食事もして。食事しながら演奏を聴くみたいな体験がそこが初めてで…。

ミゾべ:なるほど。その後、egil olsen森山に教えてもらって…。

森山 :そう、CD貸したりしたよね。

ミゾべ:それこそ声が独特というか、表現のやり方が結構…弱い方に、優しい方に重きが置かれとって、強い声でもあるんやけど…。めちゃくちゃ良くて。

森山 :良いよね。ミゾべはどうですか?

ミゾべ:ヴォーカル、ミゾベリョウの「一番印象に残っているLIVE」は…、僕とodolで一番衝撃的やったなあと思うのは、僕らが2014年のフジロックのROOKIE A GO-GOに出た時に、僕らの演奏が終わった次の日に同じステージで観たSuchmosの演奏がめちゃくちゃ良くて…。

森山 :あれは衝撃やったね、確かに。

ミゾべ:そう。俺はちょっと最初の自分たちの演奏の後に落ち込みすぎて、やっぱでもみんな、俺らルーキーやったし、まだルーキーはルーキーなんやろうなって思って観に行ったらSuchmosめっちゃ凄いみたいな(笑)。

森山 :ほんとにもう辞めよっかみたいなね(笑)。

ミゾべ:まあでも落ち込みつつも、でもその数日後とかにはやっぱ良い音楽であれば届くんだというポジティブな気持ちにも俺はなれて。

森山 :そうだね。あの日みんなでさ、Suchmosがフリーで配っとったステッカーをもらって、俺はその年の手帳に貼ってるんですけど…。

ミゾべ:忘れんようにね(笑)。

森山 :そう、それを見てね、悔しさをバネに頑張ったかなあっていう。

ミゾべ:なるほどなるほど。それで数年経っての僕たちodolなんですけども、まあ成長しまして…、9月20日に1st EP『視線』をリリースします。

森山 :よろしくお願いします!

ミゾべ:よろしくお願いします!

森山 :『視線』ていうタイトルにしたのは、“視線”という曲は収録されていないんですけれど、僕らとしては表現することをもうちょっと世間に目を向けたというか、僕らの内側のことだけじゃなくて、周りに目を向けたいなって思い始めていた時期で、目を向け出すとあまりにも色んなことが世界中で起こっていて、もう歌にしようがないというか、表現することが逆に難しい…色んなことが多すぎて。情報は日々溢れ返るように僕らの元に届くし。ていうなかで、僕らが大事だなって感じたのが、僕らが何を見るか、視線をどこに向けるかっていうことがやっぱり大事なんだなあ。そしてお客さんもそれを見つけてくれたらそこで視線が混ざり合ってまた音楽が…ていう、そういう希望を込めて『視線』というタイトルにみんなで決めたんですけど…。

ミゾべ:そうですね。そんな1st EP『視線』が皆さんに届いたら本当にいいなと思います。そして僕たちodolは、『視線』をリリースした後に3箇所「odol TOUR 2017“視線”」があるんですけど、愛知からなんとスタート!

森山 :そう。僕たちの初のツアーですよね。

ミゾべ:そうですね。

森山 :初めてのツアーを愛知から始められることが本当に嬉しいですけど、愛知のLIVEってジンクスというか、(LIVE)するたびにベストLIVEを更新できるんですよ、なぜか。毎回毎回予想以上の良いステージができて、それはもちろんお客さんのおかげもあって…なんでなんやろう?

ミゾべ:それこそお客さんの反応が僕らの、odolの気持ちを上げてくれて、良い音が出て…。

森山 :愛知から始められることは嬉しいんですが、ちょっと詳細を話しますね。

<odol TOUR 2017 “視線”>
11月10日(金)愛知・池下CLUB UPSET(ゲストアーティストあり)
11月12日(日)福岡・graf
11月26日(日)東京・渋谷WWW

東京以外で僕らの企画LIVEをするのは初めてなので、本当に楽しみにしておいてもらえたらと思います。

ミゾべ:それでは最後にodolの1st EP『視線』からこの曲を聴いてください。odolで“GREEN”。odolのヴォーカル&ギター、ミゾベリョウと、

森山 :ピアノの森山公稀でした。


菅野:ミゾべさん、森山さん、ありがとうございました!

印象的なLIVEは?って言って、まさかSuchmosだとは!同世代のバンドの名前を挙げるってなんかいいなあって思いましたね。

お互いが切磋琢磨し合っている感じというか。確かにねぇ、あのSuchmosの圧倒感のあるLIVEを観ちゃったら同業だったらやだよね。私だったらやだわって思いました(笑)。あのフジのROOKIE凄かったからねぇ。

でもodolもLIVEを観るたびにどんどん良くなってくというか、どんどん完成度が上がっていって、本当に1曲が一篇の物語のようにすごく淡い情景が浮かぶソングライティングになっていて、演奏がすごいエモーショナルで叙情性たっぷり…文系男子たちがエモーションを爆発させている感じというか、その感じもLIVEでしか味わえないと思うのでぜひぜひ足を運んでみてほしいなと思います。

ARTIST INFORMATION

odol

ミゾベリョウ(Vocal,Guitar)
井上拓哉(Guitar)
早川知輝(Guitar)
Shaikh Sofian(Bass)
垣守翔真(Drums)
森山公稀(Piano,Synthesizer)

2014年東京にて結成。
同年、「FUJI ROCK FESTIVAL’14 ROOKIE A GO-GO」に出演。
2015年5月、1st Album『odol』をリリース。
2016年5月、2nd Album『YEARS』をリリース。
タイトル曲「years」が日本郵便「ゆうびん.jp/郵便年賀.jp」のWeb CMに起用される。

11月、早川知輝が加入して6人体制となる。
2017年1月、新木場STUDIO COASTにて開催された、
TWO DOOR CINEMA CLUB来日公演のオープニング・アクトを務める。

9月、1st EP『視線』をリリース。

RELEASE

CD視線(初回限定盤)

視線(初回限定盤)

2017.9.20 Release
UK.PROJECT

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近年、ライブ動員数は増加傾向にあり2016年は過去最高の4,768万人を記録。ライブやフェスといったリアルの場での音楽体験を求めるユーザーが増えています。本番組では、そんなライブに徹底的にこだわり、あらゆる角度からライブの魅力を紹介していきます。