2018.06.10大橋ちっぽけ
菅野:ここからのコーナーは「NEXT FANS」。LIVEに定評のあるアーティストであることはもちろん、注目のネクストブレイクアーティストを紹介していきます。
今週紹介するNEXT FANSは、大橋ちっぽけ。
愛媛県出身、20歳のシンガーソングライター、大橋ちっぽけ。高校生の時には、「未確認フェスティバル」でセミファイナリストにも選ばれて大きな話題になりました。歌声にあたたかさと儚さが宿る、そんなアーティストです。
今日はそんな大橋ちっぽけ君からコメントを頂きました。それではよろしくお願いします。
大橋ちっぽけ:
1)人生で一番衝撃を受けたLIVEは?
わりと最近のLIVEなんですけど(2018年)5月10日に恵比寿LIQUIDROOMで行われたBird Bear Hare and FishというアーティストのLIVEですごく衝撃を受けました。
彼らは2016年に解散したGalileo Galileiっていうバンドのメンバーを中心に結成されたバンドなんですけど元々僕はGalileo Galileiが好きで、5月10日がBird Bear Hare and Fishの初LIVEだったんですけど、まだその時点では2曲しか彼らは曲を発表していなくて、そんななかでの初LIVEだったのでGalileo Galilei時代の曲もLIVEするのかなみたいな感じでたぶん僕含めLIVEに行った人はみんなそう思ったと思うんですけど、実際LIVEが始まって、1曲目の歌詞の中に「君の好きな曲はやらない」っていう歌詞が入って、もうその瞬間にすごい衝撃を受けたというか、どんどん新しいことに挑戦していってるんだなぁというのがすごく伝わってきて。結局そのLIVEを通して全部新曲だったんですけど、すごいカッコいいLIVEで、音楽に対する姿勢というか、自分たちで新しいスタイルを切り拓いていってる感じがすごいカッコいいと思いました。
2)大橋ちっぽけのLIVEの裏側を1つ教えてください。
基本的にLIVEはすごく緊張するほうで、楽屋でスタンバイしてるときとかもものすごく緊張して100回くらいトイレに行ったりするんですけど。ステージに立つ瞬間というか、自分の持ち時間の間だけは自分のことを天才だ!というか、最強というか、すごいアーティストなんだっていうのを考えながらステージに立つようにしていて…。やっぱりそういう姿勢を持ちながらLIVEをしたほうがお客さんにも伝わると思うし、自分自身の気持ちも高まるのでLIVEのステージに立っている間だけは自分のことを最強だと思ってLIVEをしてます。LIVEが終わるとまた緊張するっていうのが毎回あるんですけど(笑)。
ミニアルバム『僕と青』について
僕の初めての全国流通ミニアルバムで、5曲入りなんですけど、すべての曲が16歳から19歳の間に書いた曲になっていて、自分の10代の葛藤だったり悩みだったり、そういうものをすべて詰め込んだミニアルバムになっています。
このアルバムが発売された6月6日の時点で僕はもう二十歳に実はなってしまったので、10代の頃の気持ちとかを閉じ込めた最初で最後のミニアルバムになっています。よかったら是非聞いていただけたら嬉しいなと思います。
菅野:大橋ちっぽけ君、ありがとうございました。弾き語りも素晴らしいですね。
透明度の高い、儚くも凛とした歌声という感じで。まだ二十歳になったばかりという本当にこれからが楽しみすぎる男の子ですけど、印象に残っているLIVEが元Galileo Galileiの尾崎君のバンド、Bird Bear Hare and Fish。Galileo Galileiも「未確認フェスティバル」の前身の「閃光ライオット」の出身ということで、いい受け継ぎ方をしてるなぁという感じがしましたけど。
最近すごく話題というか、業界内でも「大橋ちっぽけって知ってる?」みたいな話題が結構よく飛び交っていて、数年前にシンリズム君とかぼくのりりっくのぼうよみとかが出てきた時のあの衝撃が再び!っていう感じというか、洗練された完成度の高さと瑞々しい感性っていうのがしっかり一体になっている感じがあって、本当にこれからが楽しみな若き才能だなと思いますね。
1stEP『僕と青』リリースになっています。アルバムのジャケットもとっても素敵なので、ぜひ盤で手に取ってみてください。大橋ちっぽけ君、ありがとうございました。
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